(No.ex-218)
「カナエとムジャ子~並行時空編~」 34回目です。
初めての方は→このお話の始まりからご覧くださいませ、
どうかよろしくお願いします!
<「並行時空編」のここまでのおさらい>
乗り過ごした電車からカナエが降りた場所は、知らない言葉が飛び交う何かが異なる世界だった。
いくつかの事件を経て「並行時空」からの帰還を考えるカナエとムジャ子の二人。その道の途中で一人飛び立ったムジャ子はカナエとそっくりな容姿の「アカネ」とテンシの「ミコト」に出会うことになる。「3年前の事故」をきっかけに行き詰まってしまったアカネとミコトを見て、ムジャ子は「アクマの提案」をもちかけた。
今回を含めて残すところ3回の「並行時空編」です。ここに来て、やっと出てきた最大の伏線回収、あるいは種明かしです。お断りしておきますと考証としては未熟です。
・・・SFですから、サイエンス・フィクションですから!!
今シリーズのSF考証は1990年代に登場した「ブレーン理論」を参考にしています…と言うと格好だけは良いですが、その実まるで理解していません。都合の良い所だけ取り入れてます。
それは「多次元においては並行宇宙(パラレルワールド)が想定できる」という要素です。
この理論で「ブレーン」と呼ぶ3次元空間が私達の認知できる宇宙ですが、その外(便宜上「外」と言います)には第5の次元が存在し、第5の次元を介して別の宇宙(パラレルワールド)が存在するとしています。
第5の次元を行き来できる物質(ブレーン理論では「重力子」としています)は、パラレルワールド間を移動できる・・・ということのようです。
※参考書籍
「別冊Newton 次元とはなにか(2008年 ニュートンプレス)」
・・・この記事を書いていて「オレは何を言っているんだ??」
という気分になってきました(笑)。しかし、現代物理学では現実的なものとして、このような議論がされているそうです。
マンガの中ではムジャ子は別の未来へつながる分岐点を手間をかけて発生させましたが、僕達には未来はわかりません。次の瞬間に起こることが自分の選択の結果なのか、あらかじめ決められていた運命なのかはわかりません。あるいは、どっちでもいいことです(笑)。
僕は、わざわざアクマに未来を分岐してもらうまでもなく、人間が何とか出来る範囲については未来は選択できると思いたいです。証拠はありませんけど(^^;)。
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