
(No.ex-213)
「カナエとムジャ子~並行時空編~」 29回目です。
初めての方は→このお話の始まりからご覧くださいませ、
どうかよろしくお願いします!
<「並行時空編」のここまでのおさらい>
乗り過ごした電車からカナエが降りた場所は、知らない言葉が飛び交う何かが異なる世界だった。
いくつかの事件を経て「並行時空」からの帰還を考えるカナエとムジャ子の二人。その道の途中で一人飛び立ったムジャ子はカナエとそっくりな容姿の「アカネ」とテンシの「ミコト」に出会うことになる。「3年前の事故」をきっかけに行き詰まってしまったアカネとミコトを見て、ムジャ子は「アクマの提案」をもちかけた。
カナエの方は前回のように描いてて「いじめる(笑)」ことができるのですが、アカネの方は、なぜだか、ものすごく彼女の体調を思いやってしまいます。
ずっと屋上で風に吹きっさらしにしていいものか?・・・とか。
ちなみに設定上の季節は晩夏から初秋です(このシリーズの開始は9月上旬でしたので)。半袖でも寒くはないはず。
作者側が非実在人物に愛情を注ぐことが良いのか良くないのかはわかりません。
あくまでも演出を最優先に、時には冷徹に非人道的(実際、実在する人ではありませんし)な扱いをすることが作り手としての正しいあり方かもしれませんね。
一方で、理不尽に虐げられたキャラクターや、人非人のごとき悪役を描く際には、徹底的にキャラクターに愛情を注ぐ(つまり熟慮に熟慮を重ねる)のが誠意だとも思います。
このシリーズもあと7回の予定なのですが、ここまで描いたらどこで打ち切られても、ご覧くださる方のご想像にお任せして補完できると思います。映画などですと、この後さらにピンチが1~2回あるものですが、そんな器用なことは出来ません。
<お知らせ>
2月2日のコミティア107に参加します。
サークルスペース:Z27a「トリュフ・ラボ」
詳細は→こちら
にほんブログ村
ランキングに参加しています、ぜひクリックをお願いします!!