(No.ex-207)
「カナエとムジャ子~並行時空編~」 23回目です。初めての方は→このお話の始まりからご覧くださいませ、
どうかよろしくお願いします!

<「並行時空編」のここまでのおさらい>
乗り過ごした電車からカナエが降りた場所は、知らない言葉が飛び交う何かが異なる世界だった。
いくつかの事件を経て「並行時空」からの帰還を考えるカナエとムジャ子の二人。その道の途中でムジャ子は「一人で行く」と宣言した。一人飛び立ったムジャ子はカナエとそっくりな容姿のアカネと出会うことになる。
そしてアカネに同伴していた「ミコト」は、過去に起こった出来事を語り始める・・・
今回のシリーズで、このテーマを書く段階にいけるとは思ってませんでしたが、前々から取り上げたいと思っていました。
僕は米ソ冷戦のまっただ中の時代に育ちました。その時代のせいもあったかもしれません。宮崎駿監督の作品などに感化されたり、また80~90年代のRPGにも人間同士の争いや環境破壊などの問題提起をしている作品が多かったです。そのような作品を生み出すことに僕はとても憧れました。夢でした。
おかげさまで夢は半分ほど叶いまして(^^;)、クリエイター業をしていたこともあります(過去形)。でも、ある時に突然、気がついてしまったというか悟ったというか・・・「クリエイティブワークで世界を引っ張っていくって、無理じゃね?」ということに。
(これは僕の人間的な未熟なんだろうと…むしろそういうことにして頂きたいので苦笑いしてもらいたい(^^;))
ただし、これが「結論」だと言ってしまうのも乱暴でしょう。物語が全ての人々を動かし千年間の平和を築けるか?・・・まるで現実的には思えませんが、全くの無力かどうか?・・・それは僕には未来がわからないのと同様にわかりません。
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