
(No.ex-203)
カナエとムジャ子~並行時空編~」19回目です。
初めての方は→このお話の始まりからご覧くださいませ、
どうかよろしくお願いします!

<「並行時空編」のここまでのおさらい>
乗り過ごした電車からカナエが降りた場所は、知らない言葉が飛び交う何かが異なる世界だった。
いくつかの事件を経て「並行時空」からの帰還を考えるカナエとムジャ子の二人。その道の途中でムジャ子は「一人で行く」と宣言した。一人飛び立ったムジャ子はカナエとそっくりな容姿のアカネと出会うことになる。
そしてアカネに同伴していた「ミコト」は、過去に起こった出来事を語り始める。
4コママンガのコマの中はフィクションです。御覧頂いて分かる通り、プラント施設と称した建物は日本の原子力発電所とは異なる風貌です(いかにもテンプレート的な原発をシンボリックに描きました)。また4コママンガ内で語られる「事故」は福島原発の事故をはるかに凌駕するという設定ですが、全てはフィクションです。
しかし、4コママンガの外は現実。
たとえ作中で「プラント施設」と称して何かを忌避しても(つまり僕自身が原発や放射線という単語をフィクションの中で安易に使うことには畏れを感じました)、現実に起きてしまった事故を思い浮かべずにはいられないでしょう。現実に存分に悪い出来事が起こってしまった。そして今もなお、更に悪い事態になる懸念があります。
福島第1原発では先日、使用済み燃料の抜き取り作業が開始されました。とにかく長い長い工程ですが、さらに悪い事態にいくことなく作業が成功することを望みます。
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