なぜ日本にキリスト教が広がらないのか?(クリスチャンは少ないのか)④ 福音派というキリスト教 | ルーク4のブログ

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神様がクリスチャンに与える愛、夢、希望、信仰の証を中心に書いています。

世の中で連日、マスコミ報道されていたのでご存知の方も多いと思いますが、2015年にアメリカで同性婚の合憲判決において、福音派のキリスト教会が猛反対運動を起こしました。

 

キリスト教は、聖書信仰(聖書のみ)の教会のプロテスタント福音派と、聖書だけではない教会のプロテスタント日本基督教団、カトリック教会、聖公会、正教会などと分かれています。

 

そのプロテスタント福音派のキリスト教は、同性愛者は聖書に書かれてある恐るべき罪人と断定しているので、猛反対しているのです。

 

その同性愛者の方々を断罪する御言葉の一つは以下の通りです。

「自分では知恵があると吹聴しながら愚かになり、滅びることのない神の栄光を、滅び去る人間や鳥や獣や這うものなどに似せた像と取り替えたのです。

 

そこで神は、彼らが心の欲望によって不潔なことをするにまかせられ、そのため、彼らは互いにその体を辱めました。

神の真理を偽りに替え、造り主の代わりに造られた物を拝んでこれに仕えたのです。

 

それで、神は彼らを恥ずべき情欲にまかせられました。

女は自然の関係を自然にもとるものに変え、同じく男も、女との自然の関係を捨てて、互いに情欲を燃やし、男同士で恥ずべきことを行ない、その迷った行ないの当然の報いを身に受けています。

 

彼らは神を認めようとしなかったので、神は彼らを無価値な思いに渡され、そのため、彼らはしてはならないことをするようになりました。

あらゆる不義、悪、むさぼり、悪意に満ち、ねたみ、殺意、不和、欺き、邪念にあふれ、陰口を言い、人をそしり、神を憎み、人を侮り、高慢であり、大言を吐き、悪事を企み、親に逆らい、無知、不誠実、無情、無慈悲です。

 

彼らは、このようなことを行なう者が死に値するという神の定めを知っていながら、自分でそれを行なうだけではなく、他人の同じ行為をも是認しています。 (ローマ1章22~32節)」

 

プロテスタント福音派では、この聖書の箇所が、同性愛者に対する御言葉だと断言する牧師、伝道師、クリスチャンたちが多いのです。

このローマ1章22~32節が同性愛者について教えているとすれば、同性愛者の人たちはなんて恐るべき罪人だと思います。

 

 

しかし、世の中の人々は驚きます。世の中では、同性愛者の方々に対して忌み嫌っている人は少なくないですが、誰も恐るべき罪人だとは思っていないでしょう。

 

 

世の中で教えている恐るべき罪人は、AV(ポルノ)業界です。

父親が金儲けのために、小学生の娘と性行為をして、それを撮影し、その動画を売っています。

そして、大金を支払ってでも娘と性行為をしたい人を募って、それを撮影し、その動画も売りさばきます。

 

レイプ犯罪についても、レイプすると女性が喜ぶということを教えています。

レイプ犯罪者は、そのような動画を見て実行していることが多いようです。

 

しかし、被害者の女性の著書を読めば、レイプ犯罪がいかに残酷非道かを知ります。一人の女性の人生がめちゃくちゃになり、家族や恋人との関係は引き裂かれたり、汚れた自分を責め続け、死を望むようになります。

 

加害者はAV(ポルノ)のレイプもの作品を見ている影響で、犯罪行為の最中に「気持ちいいだろう」などと言って、なんの罪悪感もないようです。

 

また、田舎から都会へ上京して来た女性たちが街を歩いていると、AV(ポルノ)のスカウトマンに引っかかることがあります。

芸能界の仕事が出来ると夢を抱かせて、事務所に連れ込み、そこで数人に囲まれて、契約書にサインをさせて、逃げ場をなくします。

そしてAV(ポルノ)に強制的に出演させるのです。

 

そのポルノ動画は宣伝のために無修正で、インターネットで垂れ流し状態になります。それを見た人たちがDVDを購入したり、ダウンロードしたりして、多額の利益を得ます。数千万円も可能です。

 

強制的にAV(ポルノ)に出演した女性たちは「これが親に知られたら生きていけない。もう好きな人との結婚もダメになるだろう。将来結婚しても子供が知れば終わりだ。就職先の誰かが知れば、もうそこは辞めることになるだろう」などと人生に絶望して、精神に異常をきたしたり、薬物中毒になったり、自殺した人もいるそうです。

 

そのような悲劇を、その女性をだまし欺いてAV(ポルノ)に強制出演させたAV(ポルノ)の業界の人が聞いても、あざ笑うだけです。

その女性が精神に異常をきたそうが、死のうがお笑いなのです。

 

ただ自分たちが金儲けをして、良いものを食べて、良いところに住み、ぜいたくに遊び暮らせればいいのです。

そのために何人もの女性が犠牲になればいい。それがどうした。という人種なのです。

 

 

プロテスタント福音派たちが、同性婚の合憲判決が可決されれば、男性同士のある行為によってエイズが急増すると言っていましたが、AV(ポルノ)業界では、その行為は日常茶飯事です。

男が女にすることが多く、AV(ポルノ)女優にとっては、その行為は一つのステップアップになっています。また、複数人で行なわれることも珍しくありません。

 

伝説のポルノクイーンのトレーシー・ローズさんの手記には、恐るべきAV(ポルノ)の裏側が赤裸々に書かれています。

トレーシーさんは15歳の時に父親によってAV(ポルノ)界に売り飛ばされました。

それから「16歳の時の私は性のテロリスト以外の何者でもなかった」と言われ、ドラッグ(薬物)に溺れたそうです。

ポルノ女優は人間ではない扱いを受け続け、AV(ポルノ)界から、助け出してくれるのを切望していたそうです。

 

 

世の中では、AV(ポルノ)界のことを教えているので、それは聖書でいえば、ローマ1章22~32節に書かれていることを思い起こします。

 

ところが、クリスチャンの中では、そのような事をいう人はあまりいません。

その理由に、牧師、宣教師、伝道師、クリスチャンの中に、AV(ポルノ)界が作っているポルノ動画作品を見て楽しんでいる人も多いと推測している人たちもいます。

 

「『私はポルノを見ない』と、信仰心の厚い人たちは言う。しかしデータは冷徹だった」という研究結果もあります。

2016年にアメリカ全体で実施したインターネット調査では、自分のことを信心深いと思っている住人が多く住む州でも、かなり高い割合で人々がポルノサービスを購読していたり、ネットで性的なコンテンツを検索していることが判明したという記事もあります。

 

これは日本でも同じだと思います。

 

 

AV(ポルノ)業界の現実は、心の欲望によって不潔なことをしていて、互いにその体を辱め、してはならない事をして、あらゆる不義、悪、むさぼり、悪意に満ち、ねたみ、殺意、不和、欺き、邪念にあふれ、陰口を言い、人をそしり、神を憎み、人を侮り、高慢であり、大言を吐き、悪事を企み、親に逆らい、無知、不誠実、無情、無慈悲です。

 

そのポルノ作品を見ることは、多くの女性の悲劇をないがしろにして、恐るべき罪人たちを是認していることになるのです。

 

 

なぜ日本にキリスト教が広がらないのか?ではなく、広がらない理由がたくさんあると思いました。