世界の光となるクリスチャン ⑤ 神の秘められた計画 | ルーク4のブログ

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神様がクリスチャンに与える愛、夢、希望、信仰の証を中心に書いています。

世界の光となられている信仰者の証には「私たちは、キリストに仕える者、神の秘められた計画をゆだねられた管理者と考えるべきです。

 この場合、管理者に要求されるのは、忠実であることです。」第一コリント4:1,2が心に響いて来ます。

 

イエス様に忠実なクリスチャンは、神の秘められた計画をゆだねられるという、神の奥義があるのです。

 

自分自身も何度か経験しました。その中で大きかった一つに、難病の萌えちゃん3才の「生きるチャンスください」という新聞記事を見た時です。

 不思議と立ち上がる決心を起こされて、萌えちゃんを救う会に連絡を取りました。

 

救う会の代表者は喜ばれ、チャリティゴスペルコンサートを開催することが決まりました。

 

 

 コンサートの会場は、救う会の近隣の教会がベストなので、西宮から神戸の教会名簿を見て、順番に電話をかけました。

ところが、当時、衆議院議員の土肥隆一牧師先生が萌えちゃんのために、西宮から神戸中の教会に募金を募られて、多くの教会の牧師が賛同し、参加協力された後だったのです。

 

 ある有名な牧師は「あの土肥先生の呼びかけで、出来る限りの募金をさせて頂きました。これ以上、何をするつもりですか?見ず知らずで失礼ですよ。どこの教会ですか!」と憤って注意されたので、慌てて電話を切りました。

 

 そして、連日のマスコミ報道によって、あっという間に善意の募金が1億以上集まったのです。

それで、チャリティゴスペルコンサートをする必要がなくなったので、救う会から丁寧なお断わりの連絡がありました。

 

 こちらは「それでは、萌えちゃんへの祈りと平安を与えるゴスペルコンサートとして開催しますので、気が向けば来てください」と提案しましたが、困惑されたように「行けたら行かせてもらいますね」と事実上の断わり文句だと思いました。

 

 自分の思いでは、当然に中止をしなければ、コンサートを準備している司会者や出演者、音響の方たちに迷惑をおかけします。

しかし、イエス様に忠実に従うことは、続行だったのです。

 

 

それから、司会者の清水さんから「あの衆議院議員で牧師の土肥隆一先生が、萌えちゃんのために一生懸命に尽くされていることを聞いたので、コンサートにお誘いしていいですか?」と電話がありました。

 

 こちらは、自分の思いでは救う会の方が来る確証がないので、やめてくれ~と思いながら、やんわりと「清水さんも土肥先生とは、見ず知らずなので、やめておいた方がいいですよ」と言いましたが、「大丈夫ですよ!それならOKですね」と言って、電話を切られました。

 

 そして、すぐに連絡をされると、土肥先生はコンサート当日は、広島県で仕事の予定があったのですが、急遽、仕事を切り上げて、コンサートに参加しますという答えだったのです。

 

 これには驚きました。他の牧師たちは、土肥先生の尊い働きに不足でもあるの?見ず知らずで訳の分からないクリスチャンが何を考えているのか!という感じでしたが、土肥先生は募金では不足です。見ず知らずのクリスチャンの尊い働きに参加させて頂きます。というような信仰だったのです。

 

 そして、コンサート当日は、直前まで、救う会の方たちは来ませんでした。現実は来なくて当然だと思い知らされ、これから謝罪しなければならない。もう二度とコンサートは出来ないなと思っている時に、救う会の代表者2名が車で来られたのです。

 

 土肥先生は、当時、臓器移植法で15歳以下は国内では無理だったので、「政治家は弱虫でして、」と救う会の代表者に頭を下げられたのです。

 

 見ず知らずの無きに等しいクリスチャンの行ないに参加されて、政治家としてまず頭を下げて謝罪する信仰にびっくり仰天しました。

これが世界の光として用いられている神さまの器の信仰なんだと感動しました。

 

 それから、クリスチャンシンガーたちが、萌えちゃんにエールを送って、福音を伝える歌を歌いました。

救う会の代表者2名は泣いておられました。

 

 その後「本当に神さまからプレゼントを頂きました!」と、救う会から、手術成功のお知らせと感謝の手紙を受け取りました。

その祈りと平安を与えるゴスペルコンサートのDVDは、今も福音のために用いられています。

 

 その活動を、土肥先生が高く評価してくださり、交流が始まりました。

児童養護施設の夢をお伝えすると、土肥先生は、長いメールで、児童養護施設を立ち上げるという夢を熱く伝えてくださいました。

 

 

 土肥先生は、牧師と喫茶店のマスターをしておられ、知的障害者の施設を立ち上げられて運営されていました。

そして、社会党のクリスチャン衆議院議員の河上先生の秘書をした事があったので、河上先生の引退後の後任の13番手になりましたが、なぜか1番手にされてしまいました。

 

 土肥先生は政治家などなりたくもなかったそうですが、どうせ落ちるだろうと思い、衆議院選挙への出馬を決断されます。

牧師を全面的に出して、自民党候補を破ってトップ当選されたのです。

 

  その後、社会党から民主党議員になられて、民主党が政権交代を実現しました。

土肥先生は、党三役に適任者でしたが、不思議となりませんでした。

 しかしながら、そのような信仰者の方と個人的に交流を持てているのは、非常な驚きでした。

 

まさに、神の秘められた計画をゆだねられているという御言葉が響いて来ました。

 

 

 2020年は、思いもよらなかった新型コロナウイルスの襲来で、国、企業・人々の多くに大きな打撃をもたらしました。

現在は、4月の頃より危険度が増しています。国は追加支援を発表しましたが、財源が懸念されています。

 

 そして、昨日も地震がありましたが、関東大震災や南海トラフ巨大地震はいつ起きても不思議ではないと言われています。

国・企業・人々により頼むことに不安視されています。

 

 聖書では、国の危機に、神の秘められた計画をゆだねられた信仰者が現れ、国を救う働きをしています。

モーセとアロン、ヨセフ、ダニエル、エリヤ、ダビデ、ギデオンなどなど

 

 モーセは口下手でしたし、ギデオンは最も小さく弱いと思っていました。エリヤは私たちと同じような人でした。

しかし、イエス様に忠実でしたので、神の秘められた計画をゆだねられたのです。

 

 思いもよらない不安と怖れの暗闇の時代に突入してしまいましたが、そういう時こそ、口下手で、最も小さくて弱くても、イエス様に忠実なクリスチャンたちが、神の秘められた計画をゆだねられて、世界の光となり、暗闇の中に希望の光を灯すのです。

 

 自分自身も思いもよらない国を動かす信仰者の方との交流がありましたが、これからは、国のトップが、世界の光となったクリスチャンたちにより頼む時代になって行くと思われます。

 

 神の秘められた計画とは、「彼らは信仰によって、国々を征服し、正しいことを行ない、約束のものを得て」へブル11:33のようですから。