駒場より帰宅
3-0の勝利
客観的に見て強い。
いや、厳しめの視点で継続的に見てきた立場からも強いと言わざるを得ないパフォーマンス。
前節から継続して選手の距離感が良く、攻守において長い時間を優勢にコントロールし、無得点だった前節の課題を改善する高い仕掛けの意識と裏を崩した得点、それ以上に課題だったセットプレーではいくつかの工夫を加え、フリーキックからの2得点という結果も出した。
また高い位置に人をかけながら好調ジェフを牽引する大滝と成宮の良さを消す守り方とリスクマネージメントも出来ていた。
後半に入ると前への意識が強くなったジェフに何度か攻め込まれたが、弱気にならずに前へとボールを運び、そしてサブの選手たちにもチャンスを与えながら無失点で試合を締めた。
今シーズンここまでの課題の多くに一定の答えを示してくれた試合と言えるだろう。
「このピッチに混ぜてもらえたら楽しいだろうな」とは昭和の時代に少しだけプレイしていた立場からの感想だ。
さあ、意識するなという方が難しなってきたなでしこリーグの頂点。
足元を見ながら一歩一歩進んでいたらいつの間にか頂上だったというのは私自身はもったいないと考えていて、朧げに見えてきたその頂をしっかり意識しながら、はやる気持ちと追われる苦しさに向き合って辿り着く、それこそが強者のメンタルへと押し上げてくれる経験値となるはずだ。
道のりはまだ長いが、頂点を目指して進もうではないか。
以上。