柴山史菜 加入 | Redの足跡 ~浦和レッズレディース~

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浦和レッズレディースのブログ、観戦記。
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柳澤と水谷の加入はあったものの二人とも身内みたいなもので、また他チームと比べると出入りの動き自体が鈍くてジリジリしていたが、ようやくの新人、しかも初々しい高卒ルーキーに思わずニヤニヤしてしまう。
 
柴山史菜 加入
 
まずは「ようこそ、浦和レッズレディースへ」と歓迎したい。
 
名前までは覚えきれていなかったが、常盤木の長髪の5番だよね。
とは言ってみたが実は最近知った選手で、昨年の皇后杯準々決勝の前に対戦相手である長野パルセイロの3回戦の映像を観た時、その相手である常盤木の中盤で大きく手を振ってチームをコントロールしながら、自らも運動量豊富に動いてしつこくボールにアテンプトする選手がいて、ぱっと見ただけでチームの心臓だと分るのが5番だった。
そして先日の高校サッカー選手権決勝では同じようなプレーに加えて攻撃でも鋭いパスやスプリントなどでアクセントになっていて強く印象に残った。
 
良い選手だとは思ったのだが、私の頭の中は日テレ・ベレーザを追うための即戦力の補強という気持ちしかなかく、ましてや現有の若手を活かしきれてるとは言い難い中、正直、高卒ルーキーの獲得は想定していなかった。
しかしプレースタイル自体は今のレッズレディースに足りない部分を埋めてくれる要素を持っており、やはり来てくれることが決まると改めて期待が膨らむというもの。
 
一方で近年の新入団選手では、同リーグからの移籍加入、ユースからの昇格組みや大卒、JFAアカデミー出身で若い年代の代表常連選手はいるものの、高校サッカー界からのルーキーということでは2015年の白木星や2014年の三谷沙也加まで遡らねばならず、その二人も残念ながらチームを離れてしまった。
さらに遡ってチームに残っている選手を探すと、まさかの柴田華絵(2011年に神村学園より加入)まで行きついてしまい、一時は多く所属していた常盤木出身者たちも皆いなくなってしまった。
 
「そんなレッズレディースへようこそ」とチームの育成能力に皮肉を言ってしまうが、過去の常盤木出身の先輩たちは選手としても人間としても素晴らしく、中心としてチームを支え、引っ張ってくれた。
 
加入の公式コメントには「まだ選手として未熟」などと書いてあるが、あのプレースタイルからは芯の強い選手だと想像する。
プレーの特徴も”攻守のハードワーク”ということなので、「なるほど」と首を縦に振らすようにしっかりとアピールしてもらいたい。
 
楽しみにしている。
 
 
以上。