若い年代の代表として良く知る選手で、2014年のU17W杯優勝メンバーである。
「大熊良奈、ようこそ浦和レッズレディースへ。」
"良く知る"と述べたが、U17代表でのプレーがほとんどで、JFAアカデミーのチームではFW登録だったが代表ではCBでプレーしており、その印象となる。
北川ひかるはJFAアカデミーで任されていた前目のポジションではなく、若い年代の代表で任されていた左SBに収まったが、大熊は登録ポジションや既に公表されているTRM情報からFWとして勝負していくようだ。
ニュース記事で新加入選手記者会見の写真を見て記憶の中の印象より小柄だと感じたのだが、周りの選手たちも同じように大柄だったというオチで、実際は白木や菅澤と遜色ない大型FWである。
また新加入選手記者会見では緊張している様子が伝わってきて、初々しさを感じ微笑ましかったのが、レッズレディースの選手としての最初の印象となろうか。
まずはプレー及び判断のスピードで壁に当たるだろうと予想され、ここにどれだけ早く適応できるかがチャンスをもらえるかのポイントかもしれない。
ライバルとなるFW陣は各々ストロングポイントを持った強烈な個性が揃っており、遠慮したら確実に埋もれて何も出来ないまま1シーズンが終わってしまうだろう。
直近ではU19日本代表のトレーニングキャンプメンバーに選出されたものの怪我での辞退が発表されており、なでしこ交流戦などにも出場しておらず心配ではあるが、まずは焦らずしっかり治してもらうしかない。
ここ数年、毎年のようにJFAアカデミーから高卒で入団、または特別指定で登録される選手がいるが、皆初年度から出場機会を得て貢献してくれている。
プレッシャーをかけるつもりはないが、先輩たちに続く活躍を期待しているし、楽しみにしている。
以上。