■この世界の真実 生き方~真実の眼鏡~ 次のような方は読んでみてください

・人生がうまくいっていない

・世の中の真実を知りたい

・何かモヤモヤっとしている

・本来の自分を知りたい

・見えない世界に興味がある

・何か満たされていない


主人公マリと師匠の愛子が不思議な体験を通じてこの世界の真実と生き方を教えてくれます

 

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第1話

 

登場人物
主人公:マリ…思ったことが顔に出る普通のOL
占い師:愛子…マリの師匠的な存在。男好き。
ナミ…あの世のガイド?

 

 

レモンジュースの実験は面白かった。

 

 

だって、この私でも味を変えることができたんだもの。

 

 

今度合コンでやってみようかしら。

 

 

うけるかもしれない。

 

 

いや、どちらかというと気味が悪いと思われるかな。

 

 

いやいや、そんなことに使うために教わったことではない。

 

 

これって別なものでも同じ結果になるのかしら。

 

 

今回はジュースだったけど、食べ物でも同じかな。

 

 

「愛子さん、レモンジュースの実験って他のものでも変わるのですか?」

 

 

「もちろん、すべてのものに応用できるわよ」

 

 

「でも、わかりやすいものと、わかりにくいものはあるわ」

 

 

「例えば何ですか?」

 

 

 

「例えばね、味が濃いものや、刺激物、菌系が変わりやすいわ」

 

 

「特に液体系は影響を受けやすいの」

 

 

「逆に、味が薄いものや、硬いものは変わりにくいわね」

 

 

「何で違いがあるのですか?」

 

 

「今ここで詳しい説明は省くけど、簡単に言うと個体より液体、無機物よりも有機物」

 

 

「だから水というものはとても影響を受けやすいのよ」

 

(第93話情報は変えられる)

 

 

なるほどね。

 

 

「以前、言霊の話したわよね」

 

 

「そうですね」

 

 

愛子さん急に魂の話をしてきたけど、どうしたんだろうか。

 

 

「いい言葉は魂を白くするってことですよね」

 

 

「逆を言えば、悪い言葉を使えば魂が黒くなるってね」

 

 

「実は、言葉は肉体と魂の両方に影響していることがわかるでしょ」

 

 

「あっ」

 

 

今は言葉が物に反応していることしか頭になかったけど、言葉って魂にも影響していることを忘れてしまっていた。

 

 

「いい言葉は肉体にもいい影響を及ぼしているの」

 

 

「なぜ私が水の話をしたかわかる?」

 

 

「いえ、わからないです」

 

 

「それは、人間の体の7割が水で出来ているからよ」

 

 

「?」

 

 

「水が言葉の影響を受けやすいってことは、人間の体にも影響を受けやすいってことになるわよね」

 

 

「あっ!」

 

 

「水が悪い言葉により結晶が崩れているってことは、人間の体7割が崩れてしまうってことになるわよね」

 

 

「だから、魂が黒い=不健康ってことになるわけ」

 

 

「悪い言葉を使うと魂が黒くなるだけではなく、肉体も悪くしているの」

 

 

普段どれだけ悪い言葉を使っていたか。

 

 

実際私の魂はグレーだし。

 

 

イコール、自分の体にも影響しちゃっているのか。

 

 

何か急に怖くなってきた。

 

 

「レモンジュースの実験は面白いからやっているわけではなく、ちゃんと意味があるのよ」

 

 

「言葉というのは、目に見えるもの、目に見えないもの両方に影響を与えているの」

 

 

「でも、逆をいえば、善い言葉を使えば肉体も魂も良くなるってことになるわ」

 

 

そういえば、前から気になっていたんだけど、愛子さんって肌がキレイだなって思っていたのよね。

 

 

愛子さんの肌がキレイなのは、魂が白いからかな。

 

 

「何、私の顔をジッと見ているのよ」

 

 

「いや、あの、愛子さんの肌ってキレイだなって思っていたのですが、もしかして魂が白いのと関係しているのですか?」

 

 

「あら、私の肌褒めてくれているのね」

 

 

「でも実際そうよ。男のために借金していたころはお肌がボロボロだったわ」

 

(第3話占い師の過去)

 

 

「魂が白くなるにつれて、肌も綺麗になってきたのは間違いないわ」

 

 

「肉体と魂って比例しているんですね」

 

 

「そうよ、良くも悪くもね」

 

 

「水の結晶を見てもわかるでしょ」

 

 

「私が男に貢いで借金だらけのころは、ろくな考え、ろくな発言しかなかったわ」

 

 

「悪い言葉を使った水の結晶を見れば、いかに私の中の水分が劣化していたかわかるよね」

 

 

そうかもしれないけど、私からはそうですねっては言えなかった。

 

 

「魂を白くしようと思ったときは、肉体まで変わるとは知らなかったし、考えもしてなかったわ」

 

 

「このことは後から聞かされたの」

 

 

「じゃあ、気づいたら肌も綺麗になってたんですね」

 

 

「そうなの。たぶんだけど、その頃の私に肌が綺麗になるって言っていたら邪念が入るって師匠が判断したんじゃないかな」

 

 

「魂を白くするのではなく、肌を綺麗にすることが一番の目的になっていたかもしれないからね」

 

 

ん~、愛子さんならそうかもしれない。

 

 

「魂を白くする結果として肌が綺麗になる、これが本当の順番だからね」

 

 

「それに影響があるのは肌だけじゃないからね」

 

 

「どこですか?」

 

 

「人間の7割が水って言うけど、水分の2/3は細胞内にある細胞内液というものと、血液のような細胞外液となっているの」

 

 

へ~、そうなんだ。

 

 

「細胞と血液が水分となると、体のどこを見ても水分だらけってわかるわよね」

 

 

「それに、細胞や血液は自分の意思で動いているのではないので、もろに影響を受けやすい生き物なの」

 

 

「ということは?」

 

 

「え~っと、その~、全身言葉の影響を受けやすいってことですかね」

 

 

「そういうこと」

 

 

「言葉というのは人間の体すべてに影響しているってことよ」

 

 

「今までは言葉は魂に影響を与えると言っていたけど、肉体にも影響を与えていることを知ってほしいのよね」

 

 

水とレモンジュースの実験がこんなことを意味してるなんて。

 

 

合コンで試そうとしていた私が恥ずかしくなってきた。

 

 

それにしても、言葉が魂と肉体に影響を与えているとは。

 

 

そして水が影響しているとは。

 

 

しかも全身に影響しているなんて。

 

 

言葉に気を付けよう。

 

 

あの写真のような水分にはなりたくない。

 

 

そう思ってしまった。

 

 

続きは96話でお会いしましょう!

 

 

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