こんにちは。

Araです。


前回の油の話は少し長くなってしまいましたが、その分しっかりとした知識をみなさんにお伝え出来たかと思います。

当初はそこまで反響もありませんでしたが、油の後半部分そして最後のまとめの記事の後のメッセージが凄くあり、驚く反面安心しています。

メッセージのほとんどがアトピー患者さんであり、同じように騙されている人たちだったからです。

生活の改善さえしていけば、まず症状は和らいでいきます。


少しずつではありますが、意識して改善していきましょう。


さて、今回は油の話の後という事で、「塩」のお話をさせて頂きます。


塩も油に次いで生活に溶け込んでいる重要な栄養素です。


初めに、塩を語るには避けて通れない日本の悲しい歴史があります。

島国である日本は、昔からミネラルの豊富な海水を煮詰め、天日干しして塩を作っており
ました。

塩は調味料としても代表格にあります。

しかし、それ以上に塩を摂らなければ我々の肉体は機能しなくなるほど、命の源のような存在です。

この塩は明治時代に、日露戦争の資金調達のため専売制にしました。

昭和に入ってからは専売公社が設立され、塩田は全て廃止されてしまいました。

そして、イオン交換膜による製塩法が登場し、全ての塩はこの方法で作られるという悲劇が始まりました。


塩がなぜ命の源なのかというと、海に含まれる豊富なミネラルを摂ることができる為です。

イオン交換膜では、生産性やコストメリットは高いものの、ミネラルが失われ、ただの化学的な塩化ナトリウムになってしまいます。

そして悲劇の始まりともいえる第一歩は、そのミネラルが失われた化学的な塩化ナトリウムを塩と定義付けてしまった事です。

ここでもまた重要なミネラルというバランスの崩壊があり、塩化ナトリウム流通後、
アレルギーという言葉が発生しているのはただの偶然なのでしょうか。

この塩専売法が廃止されたのは1997年で、海外品も多く流通するようになりましたが、それに加え昔ながらの命の塩も復活しておりますのでご安心ください。


今回は塩の歴史を主にお話しましたが、ここでも油同様バランスの崩壊があった事がわかります。

油同様、塩も非常に重要な栄養素の一つです。

その為、しっかりと正しい知識を得る事で少しでも体内バランスを整えアトピーを良くしていきましょう。

それではまた次回。