中古トラックの『箱車』を購入する際のポイントと注意点とは

こんにちわ。中古トラック販売専門店のトラック豆知識担当、マメトラですトラ星

 

トラック業界で、色んな呼び方をされている箱形の荷室を備えたトラックをまとめて『箱車(はこしゃ)』と呼ばれています。

 

今回はそんな『箱車』の基礎知識と、中古トラックの『箱車』を購入する際のポイントと注意点についてご紹介します。

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目次

1.箱車の「種類」と「用途」

　1-1.一般貨物

   1-2.食品物流

2.箱車の「メリット」と「デメリット」

   2-1.メリット

   2-2.デメリット

3.箱車購入時の「ポイント」と「注意点」

 

箱車の「種類」と「用途」

中古トラックでも沢山流通している箱車ですが、似ているようで違いがあります。
どんな種類があり使用用途があるのでしょうか。
基本的に箱車は、一般貨物と食品物流貨物に大きく二手にわかれます。
 

■一般貨物

アルミバンと呼ばれる荷台がアルミを用意たトラックが多く見られます。

理由は、ウィングやゲートで荷下ろしなどの車両側面から作業することが多く、アルミだとウィング等に加工がしやすい為採用されています。

 

アルミバンとは

荷台側面のアルミは波状（アルミコルゲート）または平面（パネル）加工されています。荷室の内側がベニヤ板で加工されているものは温度管理の機能がありません。

 

基本的に引越しや運送・集配送業などで使用され、運ぶものや目的によって、小型から大型までさまざまなサイズの車両があります。

 

＜アルミの特徴＞

・銅や鉄の約１／３の軽さ
・錆にくい
・低温下でも強度が変化しない

 

 

■食品物流

パネルバンを用いるトラックが多く、ドライバンや冷凍・冷蔵等温度管理を必要とする車両が多い為。

 

ただし、冷蔵・冷蔵などの温度管理が必要な場合においてもアルミバンが採用される事もあります。なぜならば、ウィング車の様に車両側面からフォークリフトなどで荷物を下す事がある場合、パネルバンだとウィングに加工が難しい為です。

 

よって、箱車はアルミバンやパネルバン等使用用途によって様々な形で車両を加工して販売されていますトラうずまき

 

パネルバンとは

荷室は、一般的にベニア合板を加工した車両が多くあり、コンビニや食品スーパーなどの配送に使われる車両が多く見られます。

 

※ドライバンとは

アルミバンやパネルバンには、必要時以外断熱材を使用していませんが、ドライバンは、保冷機能(温度管理調整)のないタイプで断熱材が使用されている箱車のことで、一般的にコンビニ等の配達で使用されている車両を指します。

アルミバンもパネルバンもですが、内側の壁に断熱材と冷凍・冷房機をつける事で、外気温を遮断して荷物の温度管理を行える車両の種類もあります。

また、ドアも多種類あり、後だけでなくサイドドアをつけたものもあります。リヤドアは観音開き式、シャッターの様なロールアップ式、パワーゲート式などがあります。

 

まとめトラ上差し

それぞれの使用用途に合わせて、車両の素材がアルミであったりパネルであったり、冷凍・冷蔵機やウィングなどを装着する車両があります。

 

 

箱車の「メリット」と「デメリット」

先程まで、箱車の基礎知識をお伝えしてきましたが、箱車を使用する際のメリットとデメリットとはどんなところでしょうか。
 
・メリット

積荷を雨やほこり、直射日光から守るとともに、梱包も簡素化できます。

箱型になっている為、ロープ等の固定ではなくラッシングなどの固定で作業がスムーズです。

また、盗難や走行中の落下防止になります。

 

・デメリット

車両の高さがある為、アンダーパスや高さ制限のある場所については、走行時に十分注意が必要です。トラハッ

※特に一般ナビゲーションを搭載している場合は、高さ制限に関する情報が出てこない為、細心の注意を払わなければいけません。

 

 

箱車 購入時の「ポイント」と「注意点」

中古トラックの箱車を購入するときに気を付けるべきポイント。中古の箱車は新車と比べてどのような違いがあるのでしょうか。
 
■価格
中古トラックの中でも一般的な箱車は、新車に比べて価格が非常に安いです。
年式や走行距離によっては、新車価格と比べると半額以下の値段で取引されることもあります。
 
ポイントトラ星
箱車を購入する際は後方が見えづらい為、バックカメラ付きの車両がおすすめです。
また、パワーゲートやウィング装備が付いている車両が多いのでよく吟味して少し高額になっても、使用用途を考えた購入をお勧めします。
 
■納車が早い

新車で購入する場合は、1から車体を製造する必要があり、納期に時間がかかりますが箱車は需要も多いので比較的中古市場にも出回っており、スピーディーに車両を入手することができます。

 

■目当ての車両を探すのが大変

既に出来上がった車両を購入する為、製造するときに行う”自身の目的に合ったカスタマイズ”ができません。また、販売店の在庫の中から「自身の目的に合った車両」を見つけ出さなければいけません。
 
注意トラ注意
ドアの位置、ウィング・ゲートの取り付け位置等使用目的にあった中古トラックをご検討ください。
 
これらの特徴から、早く・お得に購入したいという方にとって、中古トラックを検討するのは、非常におすすめな方法とも言えます。
 

いかがでしたでしょうか。

『中古トラックの『箱車』を購入する際のポイントと注意点とは』についてご紹介しました。箱車だけでも沢山の種類があることがわかりました。

 

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