一般名処方マスタ(7月1日) | ユニコンは、医療現場のコンシェルジュです。

ユニコンは、医療現場のコンシェルジュです。

電子カルテ「ユニカルテ」、医科診療所用レセコン「ユニ・メディカル」等の医療システムを開発・販売・サポートしています。

電子カルテ「ユニカルテ」株式会社ユニコン社長の鶴田真一郎です。

厚労省は、今春の診療報酬改定で新設した処方せんの「一般名処方加算」の算定に利用する
 「一般名処方マスタ」の7月1日現在をホームページで公表しました。その概要をご紹介します。

一般名処方マスタHP

厚労省のホームページに掲載された「一般名処方マスタ」7月1日現在のトップページ画面です。赤枠には、処方せんに「一般名処方」する場合、この「一般名処方マスタ」を参照してください、としています。

凡例のポイントは以下の通りです。
「一般名処方の標準的な記載」 → 【般】+「一般的名称」+「剤形」+「含量」
「一般名コード」 → 
薬価基準収載医薬品コードの上9桁に続き、3桁「ZZZ」を付記し、12桁としています。
同一剤形・規格内の最低薬価」 → 同一の剤形・規格のうち、最も低い薬価(経過措置として使用期限を定められた医薬品を除きます)。

一般名処方マスタ071

今回発表された「一般名処方マスタ」の1ページ目です。黄色の部分が今回追加・変更になったもので、青枠の部分が4月に発表されたものです。追加・変更になった医薬品の方が多くなっているように、今回、「一般名処方マスタに収載された医薬品は、前回の3倍近い約950です。

一般名処方マスタ072

赤枠は、備考の効能違いなどの記述の例です。先発品と後発品の適応病名は必ず一致するわけではありません。病名によっては、一般名処方されても後発品を処方できない場合があり、そのことが示されています。ですから、医療機関、調剤薬局は、適応病名を確認したうえで処方する必要があるわけです。

一般名処方マスタ073

「一般名処方マスタ」の外用薬リストです。一般名処方マスタは内用薬と外用薬が対象になっています。注射薬は対象になっていません。

以上が、7月1日現在の「一般名処方マスタ」の概要です。

当社(株式会社ユニコン)医科診療所用レセコン「ユニ・メディカル」電子カルテ「ユニカルテ」は、6月末現在、「一般名処方マスタ」を利用していませんが、今回発表された7月1日現在の「一般名処方マスタ」は、医薬品数が増えてマスタの内容も充実してきましたので、近々、システムに搭載する予定です。