
007シリーズは、英国のイアン・フレミングが創作した誰もが知っているスパイ・シリーズで、代表作は「カジノ・ロワイヤル」、「ロシアより愛をこめて」、「ゴールド・フィンガー」などです。
007/カジノ・ロワイヤル 【新版】 (創元推理文庫)/イアン・フレミング

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イアン・フレミングが書いた007小説の最高傑作「カジノ・ロワイヤル」
ロシアより愛をこめて (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]/ショーン・コネリー,ロバート・ショー,ダニエラ・ビアンキ

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007映画の最高傑作「ロシアより愛をこめて」。小説を凌ぐ不朽の傑作。
イアン・フレミング亡き後も、映画が作り続けられているように、小説も2代目Kingsley Amis、3代目John Gardner、4代目Raymond Bensonと書き続けられています。Benson作品は私も読んだことがあります。

Raymond Bensonが2002年に書いた007シリーズの最後の作品で、日本が舞台です。
Bensonの後、英国のジャーナリスト出身のSebastian Faulksが2008年に「Devil May Care(猿の手を持つ悪魔)」発表し、邦訳されたので、私も読みました。結構面白かったのですが、これ一作でFaulksの役目は終わったようです。
007猿の手を持つ悪魔/セバスチャン フォークス

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そして、今年2011年5月、新しい007作家としてJeffrey Deaverが登場しました。彼は、四肢麻痺の捜査官リンカーン・ライムが主人公の「ボーン・コレクター」、「コフィン・ダンサー」、「ウォッチメイカー」などのシリーズが、いずれもベストセラーになっている現代を代表するミステリー作家です。
新作のタイトルは「007 CARTE BLANCHE(白紙委任状)」。米英での発売日には著者が、ボンドガールを伴って、赤いベントレーに乗って登場する派手なプレミア・イベントが開催され、大物作家を起用した出版社の意気込みを感じます。(その時のプロモ・ビデオを掲載します。)
翻訳物は、本国の出版から1年以上後になるのが、普通だと思いますが、この作品は、5ヶ月ほどで文藝春秋から出版されました。必ず売れると判断したからでしょうが、短期間で読めるようにしてくれた出版社と訳者(池田真紀子さん)に感謝し、今夜、早速読みたいと思います。