街角景気は厳しいのでは | セカンドライフの生きがい

セカンドライフの生きがい

医療事務システム開発・販売会社を譲渡後、61歳でセカンドライフに入りました。別の仕事を続けながら生きがいを探す日々です。

内閣府は毎月「景気ウォッチャー調査」というレポートを公表しています。
冒頭に、「今月の動き」と題した総括が掲載されています。
最新号の6月では、

「6月の現状判断DIは、前月比 13.6 ポイント上昇の 49.6 となり、
3か月連続で上昇した。景気の現状は、東日本大震災の影響による
厳しさが残るものの、持ち直しの動きがみられる。」

と景気が上向きつつあると強調しています。
しかし、本当にそうでしょうか。私の会社「株式会社ユニコン」がある池袋は、
東京でも指折りの繁華街ですが、最近、景気はさらに悪くなっている
のではないかと感じています。以下の写真をご覧ください。

$鶴田真一郎のブログ-スポーツ用品店

写真左奥のシャッターが閉まっているのは、最近、閉店した
大手スポーツ用品メーカーの直営店です。大型店で品揃えが
豊富で、何度か利用したのですが、撤退したようです。

$鶴田真一郎のブログ-ジーンズ店

白い目隠した建物の1、2階には有名ジーンズ・メーカーの大型店
がありましたが、閉店しました。

上の2枚の写真は6日に撮影したもので、場所も明治通りを挟んで
向き合うようにある店です。

この二店に共通しているのは、知名度があり、若者が対象であること、
価格帯は一流品ですから、量販店より高い。売り場面積が広いので、
オペレーションコストが高いこと
などでしょうか。

リーマン・ショックから3年近く経っているので、その時は、乗りきれた
のですが、今回の東日本大震災後の景気低迷は耐え切れなかったようです。
若い世代の可処分所得が低下しているからだと思います。

政府は、景気が上向いていると発表しましたが、池袋を歩いていると、
底ばい状態が続いているとしか思えません。
事実、西武、東武の
二大百貨店は、夏物最終バーゲンと称して、モノによっては、半値にする
など、大幅にディスカウントしています。デフレが進行しているのです。

政府は、この現実を直視して、デフレ阻止に動くべきです。
増税している時ではありません。欧米がリセッションに入ったのですから
このままでは、日本もさらに景気が悪化することは想像に難くありません。

菅総理は独裁者などと揶揄されているのですから、開き直って、経済対策
も行ってほしいものです。