ここ最近宮本輝氏の小説を再び読んでいる。


先日読んだのが「海岸列車」


そして今日「約束の冬」を読み終えた。


今までに30冊位読んだことになる。



前にも書いたと思うが宮本氏の小説を読むと


読み終えた後共通した感じを受ける。


それは「清々しさ」の一言に尽きる。


殆どの小説がこの清々しい感じを与えてくれる、つまり


読んでいて疲れない、読み終えた後にまた氏の小説を


読みたいという感情に駆られる。


これは学生時代に山登りをしていて苦労して頂上まで行き、


下りも膝が笑うほどになるのに下山するとまた登ってみたくなる。


と言った感情に似ている気がする。


ただ今回の「約束の冬」は最後があっけなく終わってしまったような気がしました。


もう少し説明があっても良かったのでは?




一人の作者の物を集中して読む性格の私はまだまだ宮本氏の小説から


離れられないように思う。


とりあえず明日からは「海辺の扉」にとりかる。