駅のホーム



奥さんは黒の礼服


改札を出ると、
地下へおりた
ある店の前に行きその店とは反対側の喫茶店へ



コーヒーを飲みながら携帯を出して


もう会えた?
私が教えた【おまじない】ちゃんとつけてるのかな?


奥さんは前々から夫の浮気相手に
ご主人と落ち合う場所と時間を手紙でうまく聞き出していた…



まだよ!黄色のスカーフね!ちゃんとつけてるよニコニコ今日は朝から美容室美容院ニコニコキラキラ行って…もうすぐ待ち合わせ場所に着くわ。ちょっと早目に着くけど
今は待ってる時間も楽しいの(^^)v


奥さんが彼女に教えた【おまじない】は、彼に会う時、黄色のスカーフを巻いて会うと徐々に彼の気持ちが貴女一筋になってゆくというもの…


もちろん
そんなおまじないなどない…



奥さんが窓越しにジィーっと
前の喫茶店を見ている…



あっ!あれだ



奥さんの見つめる先に、薄いベージュのハーフコートを羽織って首には黄色のスカーフを巻いた女が店に入るのが見えた!



なんて若い子
きゃしゃな体型
だがスラリとスタイル良く見えた!


奥さんは席を立ち支払いを済ませ
外の通路へ



よく見ると
彼女も窓越しに座り外の通路を見ている…
電話がなったのか、携帯で話てる



もう会えた?
と探りを入れる



電話を切り手紙に気付いた彼女から返信があった…



今連絡あり音符
もう改札を出るってラブラブ!



それを見るや否や改札の方へ向かった…



気づかれないようにキョロキョロしていると…
向こうから
ご主人が来た



一瞬通り過ぎて
背中から声をかけた…



ご主人は驚きのあまりベラベラと自分の方からしゃべり出した



ここっちにも用があって ご主人の言葉をさえぎるように


友達のお父さんが亡くなって葬儀に行ってたの 会社に電話したら、もう相手先を出たはずですって言われたから携帯に連絡しようって思ってたところに会えたから私もびっくりしちゃった!もう帰るのよねえ
夕食食べて帰りましょう!!



ご主人は奥さんに腕組みをされて
そのまま彼女の待つ店とは反対方向へ引っ張られて行きました…



駅前の居酒屋に夫婦は入り
ご主人は直ぐに
トイレへ…



ご主人がトイレから戻ると
直ぐに奥さんの
携帯がなりました


彼ったら来ないで帰っちゃったしょぼん
何かね、会社の同僚の奥さんが亡くなったらしくて
すぐもどんなきゃならないって~ もうショックショック!ダウンダウン改札まで来てたんだから顔ぐらい見せてくれてもいいのにしょぼんしょぼんしょぼん



それを見た奥さんニンマリ心の中でガッツポーズ!!


これからも奥さんの逆襲は続きます

とある家族の話



家族は6人
ご主人 奥さん
三人のこどもと
おじいちゃん



中流家庭



ある日の事
奥さんが部屋の掃除をしていて…
ご主人の古い携帯を見つけ…


ご主人の携帯は
いつもカギカギがかかっています。



何となく0000と
押してみたところ…


携帯が開いて
悪いと思いつつ
手紙ボタンを押してみた…



浮気発覚っ!!



とここまではよくある話…



奥さんは手紙を見たことを内緒にしていました…



そして、自分の携帯から相手の女に間違い手紙を送ったのです…。



メルアド変更!
登録お願いねニコニコ
さやか


直ぐに


だれ?間違ってなあい!と返信があり…。


ごめんなさい…
間違ってました?実はショックショック!ダウンダウンな事があって
ボーとしてました


また直ぐに

どうしたの?
元気出してねニコニコ



奥さんは、『妻子ある男性と付き合ってて悩んでいるの…』と若い女のふりをしました…


実は あたしもそうなんだ…



ご主人の浮気相手は手紙の相手が彼の奥さんとは知らず、同じ悩みを持つ者同士 メル友になろうと提案しました…


奥さんの方も
うん いいよ!
と返信し



妻と夫の浮気相手がメル友になったのです…


奥さんは、彼女の相談にのるふりをして すべての情報を彼女から聞き出すわけです…



今週末は、彼が京都まで会いに来てくれるんだニコニコ出張ってことで本当は奈良へ行く予定なんだけど、奥さんには週明けまでかかるって事にしてるの!!楽しみドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ



さあ~奥さんは考えます!
どうやったら
この二人を会わせずに済むのか…

次回つづく…


Nさんの前に
何も言わず
立って…


自分と同じように閉じ込められた?

見上げると
にっこり笑った
男性が立って
いた…


なぜか怖さもなく安堵感さえ覚える

服装は 色は、わからないが上下同じ素材でできた
作業着のような物を着ている…


誰だろう…


そう思った瞬間
男性がNさんの頭に手をおいた…


急にあたりが明るくなって…
道端にNさんが座っている…

道は舗装されて
おらず
でこぼごで
へこんだところには茶色の泥水がたまっている…


道の向こうから
男の人が歩いてくる…

苦しそうな息づかい ふらふらと
今にも倒れてしまいそう…

服装は
上下同じ色の…
作務衣だ


しばらく見ていると…Nさんの少し手前でバサッと倒れた


うゎっと驚いた


急にあたりが暗くなり、Nさんは
体育館倉庫の中の扉の前に座っていました…


ガチャガチャ
ガランと扉が開き

ケラケラ笑いながら同級生達が立っていた…


今のは夢?
頭の上に置かれた手の感じが少し残ってて…


Nさんは この後も何度も何度も
閉じ込められるのですが、しだいにあの男性の素性を知ることになるのです…。