かまちゃんは
ダイゴ似の
オカマのダンサー(本人否定)



NY留学から
帰ってきた



今回は三人の外国人をお持ち帰りして…



一人は60過ぎぐらい?の黒人男性
残りの二人はインディアン系?の女性で年齢は一人の方は、40~50ぐらいで、もう一人は20過ぎか、もう少し若い感じ…
かまちゃん曰く
親子なんじゃないかな…



もちろん空港から自宅には戻らず
突然電話かけてきて



なー!今からそっち行くからね~
二三日お願い~



前にも書いたと思うが、自分家は磁場かなんかがあるらしく、あちらのの方は建物内には入って来れないらしい(万国共通?)…



んな訳で、今回も聖地避難て事で
自分家にやってきた…



カンカンカンカンビービービービー


来た!水とアジシオを持ってドアをあけた



ただいまー元気だったあ?



意外に明るい
持っていた水とアジシオを差し出す


なにそれ~
やあだ そんなものいらないわよぉ

??


だって前にサラリーマンのおじさんに憑いて来られた時に飲んだじゃん

そうだっけ!?


結局、飲まずに


あ~やっぱ
日本人は畳よね~

と寝っころがった

かまちゃんの身なりといえば…


上はヒマワリの絵がドンっとプリントされた白Tシャツ、パープルのジャケット、白い八分丈のズボン、ズボン下に白黒のマリン柄のスパッツ

スタイルの良さとイケメンだから許されるであろう
ヘンテコな風貌



で、どこで拾ってきた?


わかんないの~
気づいたらね憑いて来てたの~



よくよく聞いてみると…



向こうではミュージカルやストリートパフォーマンスを見る毎日で、


ルームメイトの紹介でショーパブみたいな所で踊らせてもらっていた


その店にいたのがインディアン系の女性二人、そこに客として来ていた白人男性に憑いていたのが、黒人の60過ぎのおじさん


何度も店に通って踊らせてもらってる内に見えてる事に気付かれ、それからは住んでる所に居座られるようになって、夜な夜な起こる怪奇な現象にルームメイトが気味悪がって出て行ってしまったらしい…



それからも二、三人のルームメイトと変わるがわる住んだが皆、気味悪がって、すぐに出て行ってしまったらしい…



で一同一緒に帰国


で彼らは今どこに?


カーテンを開けて外を覗いた…


部屋からは
特に何も見えない以前は外を覗こうとしただけで怒ったのに…



さあな、そのへんうろついてんじゃない?
出て行った時に
また憑いてくんじゃなあい



意外と冷静な、かまちゃんに留学前とは違うなと感じた


留学経験で何か経験値のようなものを得たのか…



それにしてもオカマ度も上がっている…



二三日と言っていたが、次の日には帰って行った…



かまちゃん曰く



憑かれても ほおっておけば自然に消え去る人と繁松さん(憑いてきたサラリーマンで登場)に助けてもらわないとダメな人との区別がわかるようになったらしい…


この後も かまちゃんを通して不思議な経験をするのです…



赤土の広い広い広場のようなところ


空を見上げると
低い灰色の雲の
隙間から光りがスポットライトのように何本もおりている



向こうからも
こちらからも
行き交う人がいて


自分も歩き出した


光りがおりているところにくると
肩がぽかぽか温かくて気持ちいい
その間隔は今でも覚えている



どんどん歩いていくが赤土の地面はところどころ小さな穴が空いていて足を引っかけないよう気をつけて歩いた…



他の人とは
なぜか言葉を交わす事はなかった…


しばらくは何の疑いも恐怖心も何もなく歩いていたが、肩をトントンと叩かれ 振り向くと見知らぬおじいさんが立っていた


そのおじいさんが
子供はこっちじゃないよ

というのだ…

その時自分が首を右に傾け左に傾けたのを覚えている…



またそのまま歩いていると

またそのおじいさんが


お地蔵さんは
あっちと指をさした…



指した方を見ると


何もないが…
おじいさんが
両手のひらを
こちらに向けて
あおぐように
あっちあっちと
言いながらはらうのだ…



仕方ないので方向をかえて歩き出した…



地面は赤土から黒い土が混じりだし、少しずつ草も生えているところまできた…
またしばらく行くと
草に所々小さな花が混じり出して
先の方を見ると
一面に花畑が広がっているのが見えた…



うわぁーきれい



駆け出して行こうとした時
からだがフワリと浮き上がり
どんどんどんどん上へ上へと上がっていく…



下を見ながら、すごく驚いたのを覚えているが…



驚いた間隔だけが残っていて何を見て驚いたのかが未だにどうしても思い出せない…



そのあと
目を覚ますのだが病院に運ばれてから たった二時間ほどしかたっていなかったらしい…


自分が溺れているのを見つけたのは、監視中のライフセーバーの一人
黒いゴムチューブが浮いていて その横で白い布のようなものが見え隠れして手首まで見えたので 発見してすぐに助けにきた、浮いていたのが小さな子供だったのにも驚いたが、自分が着ていた水着の色が赤だった事にも驚いたというのだ…



これが
自分が生と死の間で見た夢なのです



臨死体験
命が死にかかわるような事態に直面した時
みた夢、脳が見せる幻覚、記憶に残った出来事…
様々な解説があり自分にはわからない…



ただ自分の中では『奇妙な夢』
として残っている記憶がある…



六歳くらいだったろうか、所属する子供会のレクリエーションで海水浴へ行った時の事



海の水が塩っからいので
海は嫌いだった



皆 浮き輪を使って泳いでいたが
自分の浮き輪は
体に合わせて
小さめだったのですぐに波をうける


父親がタイヤのゴムチューブの浮き輪を借りてきて
体ごとゴムチューブの上に乗せた



水につかるのは
お尻だけで
少々大きな波がきてもかぶらなくていい



空を見上げながら波にゆらゆら揺られていた…



砂浜から大分離れたところまできたと気づいた時


あたりを見回して父親の姿が見えない…もちろん近くには人が泳いでいたが幼い自分は急に不安になりパニックになってしまった…



ただでさえ大きなゴムチューブ
その上で暴れたものだから
仰向けのまま、くの字でスルッとお尻からチューブの輪の中に落ちてしまった…



その時の自分は
まだ泳げなかったが、本能的に息を止めてチューブにつかまらないと!とバシャバシャしながら、気持ち的には落ち着いて対処していたと思う


上を見ながら
チューブにつかまろうとするが上手く掴めない…



チューブの輪の上の水越しに人の顔が見えた



女の人だったと思う…


必死で手を伸ばしてもがいても
その女の人はチューブの上から覗いてるだけで助けてくれない…



あのおばさん
何で助けてくれないんだろう



そう思いながら
必死にもがいたところで記憶が切れている…


そして…


けたたましく鳴り響くサイレンの音で気がついた…



うるさいなあ~
と思って目を開けると救急車の中にいた


両親も乗り込んでいて、父が母の肩を抱き必死に
しっかりーしっかりーと叫んでいた

(ここからは六歳の自分が見たとおりの表現で書きます)


自分自身が横たわり、口には黒い大きな風船がついたものをかぶせられて、一人が黒い風船をシュポシュポしていて一人は自分の胸を数を数えながら押している


思わず自分の胸を手で押さえた



そのまま気が遠くなり次に目を覚ますと何もない真っ暗な空間に浮かんでいた…



しばらくすると
物凄いスピードで体が斜めに立ったままびゅんびゅん飛んでゆく…



確かに風も感じた
暑くも寒くもない
不思議と怖くない


目の前が
ぱっと明るくなって気がついたら
広い広い赤土が広がる広場のようなところに立っていた…



次回つづく…