今は友達しょぼんのかまちゃんに 誘われ忘年会の二次会
カラオケカラオケに行った時の事

自分は二次会から合流

皆、いい調子で出来上がっている…
総勢15名だったので 一番広いVIPルームへ…

絶対歌わないって約束だったのに…ホイホイ拍手とヒューヒュー声援に 断りきれず

では一曲だけと…十八番おはこの
キョンキョンの学園天国を選曲した
この曲は母が好きな曲で よく歌っていた…


学園天国は、皆も一緒に歌える曲なので少々音程がズレようが 気にする事なく盛り上がれると ふんで選曲した!
はずだった…


VIPルームは 入り口で靴を脱ぎ
ふかふかの絨毯が敷いてあって

お座敷のようにテーブルが 繋げてあり 前は一段高い舞台に なっていて 天井にはミラーボール和洋入り交じった部屋


次は~彼女の番で~す!!はい 拍手~

どこにでもいる
盛り上げ役の仕切りたがり…

彼は佐藤君と言ってイベント関係の会社の人…

上着はもちろん
暑いのか セーターまで脱いで
Tシャツ一枚になっていた…


そのTシャツ!!
前に大きな犬わんわんがプリントされている…何ていう犬なのか、顔が逆三で耳が茶色で長ーくて 鼻がとんがってて 大きな目の犬わんわん

とにかく見た事ある犬わんわん
もちろん 絵だけど やけにリアル
彼を見た時
ぎょっした!

Tシャツの犬わんわんがパチッとショック!

まばたき した~
あわてて かまちゃんを見たけど
恥ずかしがってると勘違いしたのか
拍手しながら 舞台を指差し
早く上がれのジェスチャーしてる

出遅れてアーユーレディが言えなかったむかっ

ああ~みんなライバルさー♪のところで

Tシャツが立ち上がり一番後ろでタンバリンふりだした

やだ 気になって ついつい見てしまう…
と思ったら パチッ パチッと二回も続けて まばたき

そのせいで
一番の聞かせどころ 運命~の女神さまよ~音符のところからボロボロになった…

それでも何とか歌い終わり

それなりに盛り上がって……

へたくそと思われたあせるとにかく 早く帰りたくて かまちゃんに帰ろうって誘ったら

えーまだいる~
お疲れちん
気おつけてね~
バイチャパー
って…

ケッ爆弾薄情なヤツ!
で1人で帰った!!
しかし あのTシャツの犬!?

何なんだ!?

見間違い!?

翌日かまちゃんにTELして 一部始終? なぜ 歌がコケたのか説明した!
かまちゃん曰く……
佐藤くんね、最初の忘年会の席でもあの犬!? パチパチしてキョロキョロしてワンワン吠えてたわよ!!

って…

あら~恐れ入りました!!

詳細は…

人形は勿論、例えば テーブルに反射して写った顔

消したテレビ
湖に写った顔

コップ
絵画
写真などなど

様々な条件が偶然に重なった時、特に顔がついている物は 時として不思議な事が起こるらしい!!
子供の頃は
よく高熱をだして両親を心配させた

高熱で うなされていると必ず夢を見る…


ある時は
広い広い お座敷の真ん中に
1人ちょこんと座っていた……


あれ?と思って辺りを見回していると…少しずつ見えてきた!

自分を遠巻きに取り囲むように
お坊さん達が座っている……


顔は、薄暗くて表情まではわからない…ただ黒い着物や紫色の着物を着ているのがわかり肩がけに、袈裟懸けをしているようなので、お坊さんだと思った………声はかすかにボソボソと聴こえるが 何を言っているのか 解らない

よく見たら1人ずつ、お膳が置かれ食べていた…
ぐるりと見回したが皆、お膳がおかれ食べながら雑談している…

何で自分だけ お膳がないんだろう…って

だんだん心細くなって……


しばらく見ていると 前の1人の お坊さんが 手招きしてくれた…

自然に ニコッて微笑んだ…

行っていいものかと躊躇していると
今度は お膳を自分の方に差し出すように クルッと回して手招きする…

食べていいんだ!!と思って
そばへ行こうとした時 耳耳もとで

行くなっ!!って
誰かが言った!
えっ?
辺りを見回しても誰かわからず…

その内、取り囲んで座っている
お坊さん達が皆
手招きしている


怖くなって お坊さん達の方に
もう一度行こうとした時

耳もとで
行ってはいかん!!今度は ハッキリ聴こえた!!

怖くて 訳もわからず…おろおろ泣きそうになって

声の主は 自分に
早く上の光りの なんとか …

周りの お坊さん達の声が うるさくて聞き取れない

とにかく、そばへ行ってはダメなんだっていう事だけ直感的に感じてて

焦って 上を見たら五円玉ぐらいの小さな光りが
フワフワしているのが見えてきて

あの光りを とればいいのか
どうすればいいのか 全然わからなくて

最後に 泣きながらお母さーんって叫んだ…

そして 目覚めた
さっきまで見ていたのは 夢だったんだ~ あーよかった~と ほっとした…

その時は、肺炎を併発していたようで 2週間ほどで退院できた…


夢に出てきた お坊さん達については…
後に 出会う事になる(ついてきたサラリーマンの怪2に登場した)繁松先生が解釈してくれた…


その話は またの機会で紹介します
振り返った時
みつ子ちゃんのお祖母ちゃんが祖母の横に立っていた……。


あっ!お祖母ちゃん、みつ子ちゃん一緒?
1人で来たの?


お祖母ちゃんは、黙ったまま…


何やいな なーちゃん?

祖母が そう言った時 急にこわい!と思った
はよぉ 行こう
はよぉ 行こう

祖母の手をぐいぐい引っ張って…

あの時 瞬間的に祖母が 連れてかれると 思った!!
恐怖で体が ガタガタ震え
祖母にしがみついて わんわん泣いた…

それから どうやって帰ったのか
覚えていないが

その夜から 高熱が出て 救急病院へ運ばれた


目が覚めると
祖母が心配そうに
かしこーしとったらお母さん 明日来てくれるさかいな

祖母は 大丈夫大丈夫うんうんってずっと背中トントンしてくれた


翌朝 母が迎えに来て退院した…

その日は みつ子ちゃんのお祖母ちゃんのお通夜だった…

お祖母ちゃんは病院で みつ子ちゃんたち家族に看取られて静かに息を引き取ったそうだ
今になって思うのは あれは祖母を連れて逝こうとしたんじゃなく

ただ お別れをしにきただけだったんだ…って

祖母もその事については何も聞いてこなかった………

ただ あの時 瞬間的に みつ子ちゃんの お祖母ちゃんを恐ろしいと 思った…

あんなに 優しくしてもらったのに…
生きている時の印象とは まるで別人のようだった…
自分は今でも

葬儀に参列し

最期の お別れで ひつぎが 開けられても 顔を見ないようにしている
それが身内であっても…
親しい友人であっても…