「負担をかける」という言葉はネガティブに聞こえますが、私もリハーサルやレッスンでは、ちょこちょこと負担をかけてトレーニングしていました。
例えば、レッスンでは軽いアンクルウェイト(足首につける軽い重り)をつけて練習したり、ピルエットは3回転以上まわるようにするとか、、。
舞台の上で普段通りに踊ったり、演奏したり、歌ったり、自分の実力の100%を発揮したいのであれば、舞台の上でかかるストレスを計算して、それに耐えられるだけの力を付けとかなければいけないと思っています。
つまり、実力を100%発揮したいなら、リハーサルでは120%出せるよう様に練習しておくということ。
でも、もしも舞台で2回転回るところ、本当にぎりぎり2回転しか回れないのなら、集中力のトレーニング、イメージトレーニング、リラクセーションなど、メンタルの部分も同様にしっかりとリハーサルしていくことが大切です。
例えば、スタジオでただリラックスした状態で練習するのではなく、舞台の上での緊張感や照明や諸々 舞台の様子をしっかりイメージして練習したり、コンクールやオーディションに行くのなら、審査員や劇場の雰囲気をイメージしたり、
緊張感が楽屋で始まるのなら、楽屋でもリラックスできる様に練習をしておくことも大事です。
こんな風にドキドキする状況をイメージするのはストレス・負担になるかもしれませんが、それに慣れておくことが、本番でリラックスして気持ちよく踊る・演奏する・歌う助けになりますので、メンタルトレーニングのレッスンでは、どうしたら『その状態を気持ちよく受け入れられるのか』を考えていきます。
ちなみに声楽教授でオペラ歌手の夫は、舞台の前になると普通のピアノではなく電子ピアノを使い、ピッチを通常よりも高く450Hzにして練習しているそうです
こちらは彼と私の筋トレ用のダンベル
程よい負担をかけつつ元気でいましょうね
※先ほどツイッターの相互様に、この観点からのトレーニングでは負担ではなく、負荷と呼ばれることを教えていただきました。
恥ずかしながら、その言葉を使っていなかったため気付きませんでした。ごめんなさい。
負担はネガティブな意味に、負荷はポジティブな意味に使われる様ですが、言葉だけでも気持ちがぐんと楽になりますよね
ありがとうございました。