このブログでもよく書いてきたことですが、私は子供の頃からずっとバレリーナ になりたいと思っていたにもかかわらずバレリーナに適した体型をしていなかったので、そんな自分が大嫌いでした。

 

今でさえ、レッスンしている自分の姿を鏡で見ると「うわ、汚ったない」「こりゃだめだ」としか思えなくてテンションが下がります。

 

小さい頃から周りの子たちがきれいきれいと褒められているのに、私はだめだだめだと言われるばかりで、自分の身体は「自分の敵」でしかありませんでした。

 

「お前は何で私をこんなに苦しませるんだ」

 

「お前がこんな身体しているから私は自由に踊れないんだ」

 

自分に対してそういう気持ちを持ちながらずっと踊ってきました。

 

だけど自分の体型を気にせずただ踊ることに集中すると、言葉では表せない感情を溢れるマグマみたいに吐き出せる気がして、だからやっぱり踊りをやめられなかったのかもしれません。

 

そんな風にずっと自分に対してパワハラモラハラしながら自分を引っ張ってきたけれど、カンパニーに入って自分と向き合うようになって、頑張っている自分のことを愛おしく感じられるようになってから、少しづつ踊ることが楽になっていきました。

 

セルフ・コンパッションの研究をしているネフ博士は、自分を認めない姿勢は、自分を攻撃しているのと同じで心の不調を引き起こす原因になると言っています。

 

自分を受け入れないで自分に厳しくすることは、ブレーキをかけながらアクセルを踏むのと同じです。

 

私自身が長い間「自分自身を受け入れる」ことが出来なかったので、それが出来ない人の気持ちは(もちろん本当にわかることは無理かもしれないけれど)想像できますし、今はそう感じる人の気持ちを尊重したいし、その気持ちを私がそのまま受け入れてあげたいと思っています。

 

今回の動画では、私がいつもタッピングで使うセットアップフレーズ

「私は〜感じているけれど、そんな自分自身を受け入れます」

という言葉について話しています。

 

自分自身のことを受け入れられなかったら、また受け入れたくなかったら、無理して受け入れなくても良いんです。

 

でも、いつか受け入れることが出来たら良いなと思っています。