注射の「ごほうび」 | mikenecoのブログ

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横須賀市 馬堀小児科医院 院長のブログです。

子どもの育ち・病気・ケガ・ワクチンなどについて正しい医学的根拠に基づいたわかりやすい情報をお伝えできるよう心がけています。

子どもが出てくる映画や本の紹介も。

こんにちは星空

 

 

ワクチンなど、注射をした後に医療機関で「ごほうび」を渡しているところは小児科ではけっこうあるかと思います。

シールなどが多いでしょうか。

 

中には、待合室にガチャガチャの機械があって注射の後にもらえるコインが使えるというところも。

 

 

素敵だなあ照れ.... と思うのですが、当院では現在、注射を受けた子供への「ごほうび」は渡していません。

言葉で「がんばったね!」「強かったね!」とほめてあげています(これ自体は、小児科医として当たり前ですね....)。

 

 

これには、理由があります。

 

 

一つは、シールを口に入れてしまう子供もいて、実際にシールが気道異物となってしまった症例も過去に国内で報告されていることです。

 

これを避けるためには、口に入らない大きなシールにする、シールを渡す子供を4歳以上など年齢で区切るなどの方法が考えられます。

 

 

ただ、ちょうどよいサイズの大きなシールはあまり見かけません。

また、きょうだいでシールをもらえる子ともらえない子がいるとケンカになり、保護者に余計な負担をかけてしまうことになりそうですあせる

(注射を受けていない子供が欲しがった時も困りますね)

 

 

二つめは、どの子も喜ぶような「ごほうび」は無いなぁ、という気がすることです。

プレゼントも、もらってうれしいものとそうでないものは人によって違いますね。子供でも同じだと思います。

 

 

とまあ、考えすぎの院長なので、当院では今のところ「ごほうび」を配ることはしていません。

 

 

「シール!シール!」と連呼するお子さんに、「ここでは、もらえないんだよ」と説明して下さっている親御さんがいらっしゃいました。そのような対応は有難いです。

 

 

注射の後の「ごほうび」をあげるのであれば、ご家族で話し合ってその子が喜ぶものやコトを決めるのも良いと思いますニコ

 

 

素敵な「ごほうび」は、注射のために来院するモチベーションになるのは確かだと思うので、そのうち良い方法が見つかれば導入したいと思っていますウインク