mikenecoのブログ

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横須賀市 馬堀小児科医院 院長のブログです。

子どもの育ち・病気・ケガ・ワクチンなどについて正しい医学的根拠に基づいたわかりやすい情報をお伝えできるよう心がけています。

子どもが出てくる映画や本の紹介も。

こんにちは チューリップピンク

 

 

このブログでは、毎週火曜日に国立感染症研究所ホームページに公表される感染症発生数の情報を元に、当院のある神奈川県の感染症発生状況をお知らせさせて頂きます。

 

公表されているのは、現在から約2週間前の数値ですが、おおよその流行状況を把握することができます。

※速報値のため、再集計の後に修正されることがあります。

 

 

尚、神奈川県以外の地域については文末のリンク 1からご確認いただくことができます。

 

 

【2021年第12週(3/22-3/28)の神奈川県の感染症発生動向】

 

(便宜上、一般の患者さんの生活に密接した疾患のみをピックアップしています)

 

全数把握疾患(週報告)(神奈川県):

※ ( )内は同年第1週からの累積数です。新型コロナウイルス感染症については、累積数は表示していません(リンク先が異なり煩雑となるため)。

    【 】内には、前の週と比較して1週間当たりの発症数が増えた場合は+, 減った場合は-を付けた数字を示しています。数が前週と同じものには+, - を示していません。

 

* 新型コロナウイルス感染症の報告数については、神奈川県衛生研究所からの報告(リンク4)を採用します。

 

  第12週 累積 増減
新型コロナウイルス感染症 660 25269 -33
結核 26 248 +6
侵襲性インフルエンザ感染症 0 3  
侵襲性肺炎球菌感染症 1 14  
侵襲性髄膜炎菌感染症 0 0  
劇症型溶血性連鎖球菌感染症 2 13 +2
腸管出血性大腸菌感染症 1 6 -1
破傷風 0 0  
百日咳 0 2  
麻しん 0 0  
風しん 0 1  
先天性風疹症候群 0 0  

定点把握疾患(週報告)(神奈川県):


※ ( )内は定点医療機関当たりの報告数

  【 】内には、前の週と比較して1週間当たりの合計定点報告数が増えた場合は+, 減った場合は-を付けた数字を示しています。数が前週と同じものには+, - を示していません。

定点報告は県内すべての発生数を網羅していないので、報告数が無し(-)でも0件を意味しません。そのため、「-」の週からの増減数は示していません。

 

  第12週 定点 増減
インフルエンザ  - -  
RSウイルス感染症 7 0.03  
咽頭結膜熱(プール熱)   5 0.02 -12
A群溶連菌感染症 107 0.49 -2
感染性胃腸炎  388 1.76 +5
水痘  28 0.13  
手足口病  3 0.01 +1
ヘルパンギーナ        
伝染性紅斑(りんご病)  3 0.01 -2
流行性耳下腺炎 8 0.04 -1
マイコプラズマ感染症  - -  
ロタウイルス胃腸炎  - -  
突発性発疹   71 0.32 -3
無菌性髄膜炎 1 0.09  
細菌性髄膜炎 - -  

 

 

新型コロナウイルスの発生数は減少傾向ではありますが、ここにきてやや横ばいとなっています。

 

結核は引き続き2桁発生しています。

BCGの接種対象月齢のお子さん(1歳未満)は忘れずに接種を受けましょう。

 

インフルエンザは今シーズン、非常に少ないまま終了しました。

 

溶連菌は5, 6週は少な目でしたが7週に少し増えました。8週は再び減少し9-12週は横ばいでした。

 

 

感染性胃腸炎は多めで推移しており、神奈川でも定点当たり2を超えていましたが、8-12週は2を割りました。

季節的には胃腸炎の流行はもう少し続くことが予想されます。

 

 

水痘は週によって増減がありますが引き続き2桁発生しています。

定期接種の年齢のお子さん(1歳~2歳)は早めに接種を受けましょう。

 

突発性発疹はその性質上、基本的に季節性の流行はありません。

 

 

(県内の詳細は、リンク4を参照下さい)

 

 

【データをご覧になる際の予備知識】流れ星

感染症発生数の報告は、全数把握疾患(全国で発生したすべての症例を数える)と、定点把握疾患(あらかじめ指定された医療機関からの報告症例を数える)があります。



定点は報告する疾患によって5種類(インフルエンザ定点、小児科定点、眼科定点、STD定点、基幹定点)があります。指定医療機関の数は地域の人口によって決められています。


神奈川県では、インフルエンザ定点346、小児科定点215、眼科定点49、STD(性感染症)定点64、基幹定点12の機関が指定されています。(当院は定点機関ではありません)

 
小児科定点機関からは、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、突発性発しん、ヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎が集計されます。

 

 

今後もご注目下さいウインク

次回の更新予定は4月13日です(国立感染症研究所の更新日に合わせています)。

 

 

 

リンク:

1.国立感染症研究所ホームページ IDWR速報データ 2021年第12週


2.神奈川県衛生研究所ホームページ 感染症情報センター

 

3.神奈川県衛生研究所ホームページ 週報

 

4. 神奈川県衛生研究所ホームページ 神奈川県新型コロナウイルス感染症情報(53)