流行中の感染症 2020年 第24週 | mikenecoのブログ

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横須賀市 馬堀小児科医院 院長のブログです。

子どもの育ち・病気・ケガ・ワクチンなどについて正しい医学的根拠に基づいたわかりやすい情報をお伝えできるよう心がけています。

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こんにちはバナナ

 

 

mikenecoのブログでは、毎週火曜日に国立感染症研究所ホームページに公表される感染症発生数の情報を元に、当院のある神奈川県の感染症発生状況をお知らせさせて頂きます。

 

 

公表されているのは、現在から約2週間前の数値ですが、おおよその流行状況を把握することができます。

※速報値のため、再集計の後に修正されることがあります。

 

 

尚、神奈川県以外の地域については文末のリンク 1からご確認いただくことができます。

 

 

【第24週(6/8-6/14)の神奈川県の感染症発生動向】

 

(便宜上、一般の患者さんの生活に密接した疾患のみをピックアップしています)

 

全数把握疾患(週報告):

※ ( )内は2020年第1週からの累積数です。

    【 】内には、前の週と比較して1週間当たりの発症数が増えた場合は+, 減った場合は-を付けた数字を示しています。数が前週と同じものには+, - を示していません。

 

新型コロナウイルス感染症 7 (1904) 【-15】

結核 16 (503) 【-7】

侵襲性インフルエンザ感染症 0 (14) 

侵襲性肺炎球菌感染症 0 (58) 

侵襲性髄膜炎菌感染症 0 (0)

劇症型溶結性連鎖球菌感染症 1 (23) 

腸管出血性大腸菌感染症 4 (26) 【+1】

破傷風 0 (3)

百日咳 0 (64) 【-1】

麻しん 0 (1)

風しん 0 (7)

先天性風しん症候群 0 (0)

 

 

 

定点把握疾患(週報告):

※ ( )内は定点医療機関当たりの報告数

  【 】内には、前の週と比較して1週間当たりの定点報告数が増えた場合は+, 減った場合は-を付けた数字を示しています。数が前週と同じものには+, - を示していません。

 

インフルエンザ - (-) 

RSウイルス感染症 1 (0) 

咽頭結膜熱(プール熱) 5 (0.02) 

A群溶連菌感染症 80 (0.35) 【-7】

感染性胃腸炎 246 (1.08) 【+11】

水痘 37 (0.16) 【+4】

手足口病 39 (0.17) 【+17】

ヘルパンギーナ 1 (0) 【-4】

伝染性紅斑(りんご病) 3 (0.01) 

流行性耳下腺炎(おたふく) 16 (0.07) 【+4】

マイコプラズマ感染症 - (-) 

ロタウイルス胃腸炎  - (-)

突発性発疹 96 (0.42) 【+14】

無菌性髄膜炎 1 (0.09)  【+1】

細菌性髄膜炎 1 (0.09) 【+1】

 

 

新型コロナウイルス感染症の報告数はさらに減りました。

インフルエンザは終息しています。

結核は依然二桁発生しています。

 

感染性胃腸炎と水痘引き続き少しずつ増えています。

 

手足口病の増加傾向が続いており、今回の増加幅は前回より多めでした。これから本格的な流行期に入る見込みです。

 

突発性発疹はその性質上、基本的に季節性の流行はありません。

 

 

 

 

(県内の詳細は、リンク3を参照下さい)

 

 

 

【データをご覧になる際の予備知識】流れ星

感染症発生数の報告は、全数把握疾患(全国で発生したすべての症例を数える)と、定点把握疾患(あらかじめ指定された医療機関からの報告症例を数える)があります。



定点は報告する疾患によって5種類(インフルエンザ定点、小児科定点、眼科定点、STD定点、基幹定点)があります。指定医療機関の数は地域の人口によって決められています。


神奈川県では、インフルエンザ定点346、小児科定点215、眼科定点49、STD(性感染症)定点64、基幹定点12の機関が指定されています。(当院は定点機関ではありません)

 
小児科定点機関からは、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、突発性発しん、ヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎が集計されます。

 

 

 

今後もご注目下さいウインク

次回の更新予定は6月30日です。

 

 

 

リンク:

1.国立感染症研究所ホームページ IDWR速報データ 2020年第24週

 

2.神奈川県衛生研究所ホームページ 感染症発生動向調査

 

3.神奈川県衛生研究所ホームページ 週報