「新外国人加入で、後半戦へのカンフル剤となるか」などという見出しをニュース等で時々見かけます。
カンフル(樟脳)は昔、強心剤として使われていたため、弱っているものを劇的に復活させる特効薬という意味で今でも慣用句的に使われる言葉です。
カンフル自体は、効果が疑問視されて既に強心剤としては使われなくなっているので、かなり古い薬ですね。
前置きが長くなりました
カンフルが使われている薬剤は今も外用薬を中心にたくさんあります。子どもがいるご家庭で使われる可能性があるものとしては、風邪の時に胸に塗って鼻づまりを楽にするとして市販されているクリームに配合されています。
その薬を生後11か月のお子さんが誤って飲んでしまい、入院を要したという報告が2019年7月号の日本小児科学会雑誌に掲載されていました。
子どもは比較的少ない量のカンフル(体重1kgあたり30mg)で中毒を生じるため、カンフルが配合されている薬をお子さんが間違って飲んでしまうことが無いよう各家庭での注意が必要です。
しかし人間の注意による事故防止には限界があるため、最終的には製品の容器などの安全性が高まることが求められます。
出典:
日本小児科学会HP Injury Alert(傷害速報)No.082 一般用医薬品(外用薬)に含まれているカンフル(樟脳)による中毒
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/injuryalert/0082.pdf