こんな詩を書いてみました。

 

『VARIOUS FORMS OF LOVE(愛には様々な形がある)』                   

 

気がかりな 夢から醒めた

暗い森 彷徨っていたよ

自堕落な 愛に溺れた

報いだね 汗に塗れてる

VARIOUS FORMS OF LOVE

(愛には様々な形がある)

傷つくことなど 慣れっこだけど 

VARIOUS FORMS OF LOVE

(愛には様々な形がある)

罪深い嘘を 重ねたくない

許さない 溢した涙を 踏みにじる奴

許さない 哀れみなんかは 欲しくない

 

どことなく 気怠い気分

曖昧に しておきたくない

極限の 愛だとしても

悔いはない 乗り越えて見せる

VARIOUS FORMS OF LOVE

(愛には様々な形がある)

冷たい視線に 揶揄われても 

VARIOUS FORMS OF LOVE

(愛には様々な形がある)

人は一人では 生きて行けない

揺るがない 露骨な敵意を ぶつけられても

揺るがない 激しい憎悪に 灼かれても

 

シャツの胸 掻きむしってる

感情を 押し殺している

戯れの 愛なんかじゃない

運命を 犠牲にはしない

VARIOUS FORMS OF LOVE

(愛には様々な形がある)

自分を信じて 生きて行けばいい 

VARIOUS FORMS OF LOVE

(愛には様々な形がある)

愛の言葉が 心に染みる

忘れない 震える体を 抱きしめた人

忘れない 優しい口づけ くれた人

 

 

 

パフォーマンスグループ『AAA』のメンバーで、「SHINJIRO ATAE(AAA)」の名義でソロとしても活動をしている與 真司郎さんが、先月の26日でしたか、東京・LINE CUBE SHIBUYAで、ファンミーティングを開き、自身がゲイであることを発表しました。

 

アメリカのニューヨークタイムズは、「日本のテレビによく出演するゲイやトランスジェンダーの人々は、自分のセクシュアリティについてはっきりと表明しない」と紹介し、與さんの告白について「G7で唯一同性婚を合法化していない、保守的な日本において極めて異例」と報じ、話題になっていました。

 

同性愛者の僕は、この記事を読んで、「そうなんだなぁ。世界では日本ってそうみられているんだよなぁ」と気づかされました。世界では、同性愛者だと告白し、活躍しているアクターやアーテイストはたくさんいるというのに…。

 

『ありのままの自分として生きることを諦めたくなかった。』

 

與さんはそう言っていました。でもそんなこと本当に当たり前のことなのにと僕は思います。

 

以前、薬物疑惑や同性愛疑惑をかけられ、会見もせず、突然、芸能界から姿を消した人気俳優や、同性の弟子達に対するセクハラ疑惑を週刊誌に書かれ、それを苦に心中をしようと、両親の自殺幇助容疑で逮捕された歌舞伎俳優がいますが、この人たちも正直に自分自身をさらけ出せる世の中だったら、こんなことにはならなかったかも知れない。

 

少し前に、タレントのりゅうちぇるさんが自ら生命を断ち、大きな衝撃を受けたばかりです。彼もSNSで誹謗中傷され、嫌がらせを受け、さまざまな悩みを抱えていたと言います。

 

「自分に正直に生きる」と決断しても、プライベートなことを公にしたらしたでSNSで誹謗中傷され、嫌がらせを受けるなんて世の中がまともだと思います?

 

僕は、日本の芸能界も與さんのような人がどんどん出てきて欲しいと思っています。女装をしていたり、性転換手術を受けた方はいますが、見た目は普通の男性・女性で、同性しか愛せませんという歌手や役者さんがいてもいいじゃいですか。世界に影響力を与えられる人ほど勇気を持って告白して欲しいと思います。

 

それを「気持ちが悪い」とか言っている人の方が変だと思いますよ〜。

 

『VARIOUS FORMS OF LOVE(愛には様々な形がある)』 という詩は、そんなことを考えていら浮かんだ詩です。