あけましておめでとうございます。

本年も好き勝手にダラダラと呟きます。

どうぞよろしくお願いします。

 

今日は昨年の大晦日に放送された『第72回NHK紅白歌合戦』のことを書いておきます。

 

今回の『紅白歌合戦』は、1973年より会場として使用されていたNHKホールが耐震化工事を施工中で、東京国際フォーラム・ホールAをメイン会場とし、NHK放送センターも使用して放送されました。

 

過去にもこのblogに書いたと思いますが、僕は物心がついてから、今まで、紅白歌合戦は毎年欠かさず観ています。

 

両親が健在な頃は、年中行事(毎年特定の時期に行われる行事の総称)を大切にしていた母のおかげで、大晦日は紅白を観ながら母手作りの「年越しそば」を食べ、『ゆく年来る年』を観ながら出かける準備をし、地元の神社へ初詣に行くのが毎年恒例の我が家の習慣でした。

 

裕福ではなかったですけれど、慎ましいどこにでもある絵に描いたような家族という幸せを、大切にしてくれた今は亡き母のことを、紅白を観ると思い出したりします。

 

今は両親も天国へ行っちゃって、僕一人ですので、お正月の準備も何一つせず、普段と変わらない日常を過ごしていることが多くなりました。お正月でも仕事だったりしますし。

 

一緒に過ごしてくれる彼氏もいないんですよ〜正直言うと寂しいんです〜(笑)。

 

そんなことは置いといて…

 

今年の『紅白歌合戦』のテーマは『Colorful〜カラフル〜』でした。去年から続く新型コロナのために、僕たちの日常の暮らしは変わりましたよね。なんとなく華やかさの欠けた日々や色が消えた景色、ファッションも黒っぽい物を纏った人が多いように感じますし…。それが当たり前になってしまったように思います。

 

そんな時代だからこそ、2021年最後の夜は世の中を少しでも「カラフル」に彩りたい、そした思いをNHKさんは込めたそうです。そして「カラフル」には、多様な価値観を認め合おうという思いも込められていたんですね。

 

会場となった「東京国際フォーラム・ホールA」のステージ上には、フラワーアーティスト・東 信さんによるフラワーアートが所狭しと飾られていてそれは見事でした〜。華やかでcolorfulで美しかったです。

 

東 信さんは、東京・南青山に、オートクチュール(顧客のためにカスタムメイドする)の花屋 『ジャルダン・デ・フルール』を構えてらして、一輪の花も置かないフルオーダーメイドの花屋としてお客一人一人のリクエストに合わせた花束を作り続けてられる方です。

 

司会を担当されたのは、今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では源頼朝を演じる俳優の大泉 洋さんと、大河ドラマ『麒麟がくる』で織田信長の正室、帰蝶役が魅力的だった女優の川口 春奈さん。

 

それと、今年の東京2020オリンピック開会式および東京2020パラリンピック閉会式の実況を担当されたNHKアナウンサーの和久田 麻由子さんの3人でした。

 

大泉 洋さんは2度目の紅白だし、あのキャラクターですから、緊張はされていたでしょうが、器用に進行をこなされていて安心感はありましたね。

 

驚いたのが川口 春奈さん。強張った表情をされる時もありましたけど、大泉さんの暴走をやんわりと時にはバシッとかわしていましたし、曲紹介も落ち着いてこなされていて、初めてとは思えない見事な司会ぶりでした。衣装も素敵でしたね〜。

 

ゲスト審査員は今年の東京オリンピックで卓球団体の銀メダル獲得に貢献した石川佳純さん。東京パラリンピックで日本選手団旗手を務め、トライアスロン女子のレースでは10位の成績を残した谷真海さん。今年放送された朝ドラ『おかえりモネ』にそれぞれヒロインとその相手役で出演した清原果耶さん、坂口健太郎さん。今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の脚本を担当する三谷幸喜さん、その『鎌倉殿の13人』で北条政子を演じる小池栄子さんでした。

 

皆さん、最後までノリノリで楽しんでられましたね〜。

 

《出場歌手》

◎前半

LiSA:明け星

郷ひろみ:2億4千万の瞳〜エキゾチック・ジャパン〜

DISH//:猫

NiziU:Take a picture

山内惠介:有楽町で逢いましょう

櫻坂46:流れ弾

 

《企画コーナー》YOASOBI with ミドリーズ:ツバメ

 

Awesome City Club:勿忘

GENERATIONS:Make Me Better

日向坂46:君しか勝たん

純烈:君がそばにいるから

SixTONES:マスカラ

天童よしみ:あんたの花道~ブラバンSP~

KAT-TUN:Real Face #2

上白石萌音:夜明けをくちずさめたら

King & Prince:恋降る月夜に君想ふ

milet:Fly High

まふまふ:命に嫌われている。

水森かおり:いい日旅立ち

Snow Man:D.D.

 

《企画コーナー》松平健:マツケンサンバⅡ

 

◎後半

《企画コーナー》〜 明日への勇気をくれる歌 〜

東京都交響楽団:ドラゴンクエスト序曲

LiSA:炎

高橋洋子:残酷な天使のテーゼ

 

AI:アルデバラン

関ジャニ∞:Re:LIVE

BiSH:プロミスザスター

三山ひろし:浮世傘~第5回 けん玉世界記録への道~

平井 大:Stand by me, Stand by you.

 

《企画コーナー》ケツメイシ:ライフイズビューティフル

 

Perfume:ポリゴンウェイヴ

millennium parade × Belle (中村佳穂):U

宮本浩次:夜明けのうた

乃木坂46:きっかけ

 

《企画コーナー》細川たかし:望郷じょんから/北酒場

 

坂本冬美:夜桜お七

藤井 風:きらり

YOASOBI:群青

鈴木雅之:め組のひと 2021紅白ver.

ゆず:虹

星野 源:不思議

あいみょん:愛を知るまでは

BUMP OF CHICKEN:なないろ

 

《企画コーナー》さだまさし:道化師のソネット

 

東京事変:緑酒

薬師丸ひろ子:Woman“Wの悲劇”より

石川さゆり:火事と喧嘩は江戸の花(KREVA、MIYAVIとのコラボ)〜津軽海峡・冬景色

氷川きよし:歌は我が命

布袋寅泰:さらば青春の光 <紅白SP>

福山雅治:道標 ~紅白2021ver.~

MISIA:明日へ 2021

 

今年の紅白は見応え、聞き応え、構成、演出、歌唱、僕は全て大満足です!

 

毎年、年末が近くなり、紅白の話題が出るようになると、色々とあれこれと批判的な意見がでできます。それは色んな意見や考えがあって当然なんです。好き嫌いがあるのが当たり前ですから。

 

僕が嫌だなぁっていつも思うのは、日本のマスコミってそう言う否定的な意見やコメントばかり取り上げることなんですよ。それがさも世間一般の常識のように。

 

新年早々、「紅白の視聴率、歴代最低」。昨年の紅白の世帯視聴率(ビデオリサーチ/関東)が前半31.5%、後半34.3%で、無観客開催にもかかわらず視聴率好調とされた一昨年(2020年)の紅白の前半34.2%、後半40.3%を、それぞれ下回ったのだという。特に後半は6.0ポイントものマイナス。なんて言う記事が出ていました。

 

『歴代最低』って言葉もインパクトありますよね〜でも今時、世帯視聴率(ビデオリサーチ)なんて気にする必要ありますか?

 

現代は、その放送時間に必ず観れる人、観る人なんて少ないでしょ。僕だって録画して観てるんですよ。視聴をする形態だって様々な訳でしょ?NHKはアプリ視聴できる「NHKプラス」や見逃し配信でも紅白歌合戦を提供しているのですから、ビデオリサーチなんて古臭いことを言ってても意味がないと思います。いつまでそんなことを言い続けるのか疑問です。

 

東京2020パラリンピック開会式の映像ディレクターを務めた牧野惇さん。そして、TVドラマの劇中曲や企業のCMの数々を手がける作曲家の上水樽力さんが手掛けたオープニング映像。

 

松任谷正隆さんがオーケストラアレンジを手掛け、指揮は下野竜也さん、東京フィルハーモニー交響楽団の演奏で歌手活動40周年を迎えた薬師丸ひろ子さんが美しいドレス姿で歌った「Woman“Wの悲劇”より」。

 

国内はもちろん海外でも数々の賞を受賞している名門、大阪桐蔭高等学校吹奏楽部とのスペシャルコラボレーションで代表曲「あんたの花道」歌う天童よしみさん。吹奏楽部のみんなの笑顔が可愛かったなぁ〜。

 

歌手としての強い決意が歌詞に綴られている、ひばりさん自身にとっても大切な一曲「歌は我が命」を魂を込めて熱唱した氷川きよしさん。

 

今回も素晴らしいお着物姿で『津軽海峡・冬景色』を力強く歌われた石川さゆりさん。もう年末の風物詩ですよ。

 

そんな演出や名唱の数々を視聴率なんてもので汚されてはたまらないです。そもそもNHKは「公共放送」なんですから、視聴率なんかに縛られなくていいんですよ。紅白歌合戦はNHKにしか作れない歴史ある番組なんですから、制作に携わっている人たちは誇りを持っていいもの作り続けてくれればいいんです。僕はそう思っています。

 

今回、僕が自分でも驚いたのは、若いアーティストのみなさんが歌った曲が、この年齢の僕の胸にとても響いたことです。みなさん自分だけの世界観をちゃんと持ってるし、この想いを届けようと言うパワーを強く感じたし、お洒落でカッコいい。若いのに生き方にブレがなくて素敵でしたよ〜。

 

まふまふさんの『命に嫌われている』はとても素晴らしい歌唱でしたけど、まふまふさんのような若者が、この歌の歌詞のような想いをしないでいい世界にしなければいけないなと強く思いました。なんとかして欲しい、本当に。

 

演歌や歌謡曲を歌う歌手の出場が減らされているなんて言う意見がありますが、それは新たなヒット曲を生み出せてないからじゃないかなぁ〜いい歌手はたくさんいるのに…。

 

今年も山内惠介さんに『有楽町で逢いましょう』、水森かおりさんに『いい日旅立ち』なんて往年の名曲を歌ってもらってましたけど、やはりオリジナルを歌わせてあげたいじゃないですか。ヒット曲を作れない作り手の問題ですよね。

 

なんか色々言ってしまいましたが、日本の歌謡曲を愛するがゆえです。勘弁してください(笑)。

 

今年はどんなヒット曲が生まれるのか楽しみですね。