こんばんは。
昨年の10月27・28日に東京国際フォーラムホールAで行われた
「松任谷由実コンサートツアー2011 Road Show」
がWOWOWライブで放送されたので感想を書いておこうと思います。
〈バンドメンバー〉武部聡志さん・キーボード/市川祥治さん・ギター
中川雅也さん・ギター/田中章弘さん・ベース/宮田繁男さん・ドラム
小野かほりさん・パーカッション/伊勢賢治さん・サックス・フルート・
コーラス・キーボード
〈コーラス〉須藤美恵子さん、松岡奈穂美さん、今井マサキさん
《セットリスト》
1 ひとつの恋が終るとき
2 TUXEDO RAIN
3 たぶんあなたはむかえに来ない
4 恋の苦さとため息と
5 I Love You
6 少しだけ片想い
7 太陽と黒いバラ~
~恋の一時間は孤独の千年
~真夏の夜の夢
~輪舞曲(ロンド)
~太陽と黒いバラ メドレー
8 大連慕情
9 春よ、来い
10 ただわけもなく
11 Blue Planet
12 夏は過ぎてゆき
13 わき役でいいから
14 ガールフレンズ
15 静かなまぼろし
~私のフランソワーズ
16 Mysterious Flower
17 今すぐレイチェル
18 LOVE WARS
19 瞳はどしゃ降り
20 ~DESTINY
EC1 コインの裏側
EC2 カンナ8号線
EC3 ダンスのように抱き寄せたい
今回、放送されたものはDVD発売用に編集されたもののようで
収録されている曲はここまででした。放送ではMCはすべて
カットされていましたがDVDではどうなんでしょうか。
そのかわり最後に「ひとつの恋が終わるとき」のPVが流れました。
DVDの映像特典なんでしょうね。
このPVも良かったですよ~。短編映画を見ているようで。
ユーミンはデビュー当時から映像に対しても決して手を抜かない
アーティストですよね。ユーミンの曲は映像とともに聞くと
より深く心に沁み渡る感じがします。
普通コンサートでは必ずユーミンは2回目のアンコールに
応えてくれるのですがそれもカットされていました。
会場によって曲を変えて歌ってくれるんですよね。
今回のツアーでは「やさしさに包まれたなら」「卒業写真」
「海を見ていた午後」「緑の町に舞い降りて」
「(みんなの)春よ、こい」「経る時」を歌ってくれたみたいですね。
この東京公演では「卒業写真」を歌ってくれたようです。
僕が始めてユーミンというアーティストを知ったのは中学校に
入学したての頃です。好きな子がユーミンファンだったんです。
その子が「水の中のASIAへ」というアルバムを貸してくれて
4曲入りのミニアルバムで今回のツアーでも歌ってくれた
「わき役でいいから」が入ったアルバムなんです。今回の放送で
久し振りに「わき役でいいから」を聞いて懐かしかったです~。
なんでユーミンの曲ってこう胸をキュンキュンさせるんでしょうか(笑)
それからですね。ユーミンが大好きになってしまったのは。
その頃TVCMでアルバム「ダイアモンドダストが消えぬまに」に
収録されている「SWEET DREAMS 」が良く流れていて
三菱自動車のCMでしたね。お小遣いをためてアルバム買いましたよ~。
今回のツアーで歌ってくれた「TUXEDO RAIN」という曲も
このアルバムの収録曲です。こんなに時間が経ってもユーミンの
曲って時代を超えていつ聞いても新鮮なのには驚かされます。
僕が初めて見たライブは1987年、大阪城ホールで行われたこの
「DIAMOND DUSTツアー」でした。子供だったのでチケットの
買い方もよくわからず、友人のお母さんが苦労をして手に入れて
くれました。当時は発売当日に電話をかけ続けるか、チケットが
発売される「チケットぴあ」などに発売数日前から並ぶしか方法が
なかったんですよね。今のように携帯電話はないしインターネット
なんて想像もできない時代でした。ユーミンのチケットは手に入れ
づらいプラチナチケットと呼ばれていました。でも友人のお母さんは
どうやってチケットを手に入れてくれたのかなあ。聞くのを忘れて
いました~(笑)。
それ以来、年に1枚発売されるアルバムは全て買い、コンサートも
できるだけ出かけました。その中でも印象的だったコンサートは…
1988年の「Deligt Slight Light KISS」ツアー
1990年の「THE GATES OF HEAVEN 」ツアー
1993年の「U-miz」ツアー
1994年の「THE DANCING SUN」ツアー
1999年の「YUMING SPECTACLE SHANGRILA」
くらいかなあ。それぞれ色んな思いでがあるんですけどね…。
この頃はユーミンの歌に自分を重ねて一喜一憂していました。
ユーミンが「愛は戦いだ!」と歌えば「そうだ、そうだ」とうなづき
ユーミンが「僕たちはどうして出逢ってしまったんだろう」と
歌えば「どうしてなんだろうね」と考え込んだり。
今、思えば可愛いもんでしたね~(笑)。
でも1999年に「YUMING SPECTACLE SHANGRILA」を見た
頃から少しづつユーミンの曲から心が離れていったのです。
「シャングリラ」はユーミンだからこそ実現できたショーだとは
思ったのですが、僕の好きなユーミンとなんか違う、ユーミン
行かないで~って感じになってしまって…。冷めてしまったんですね。
あんなに好きだったのに。そういうことってないですか?
こういう気持ちは説明しづらいんですけどね。
「シャングリラ」の公演の時はユーミンと近しい方からご招待され
たんですね。開演前に招待客の待機所みたいな所があって、そこに
突然ユーミンが現れて、僕たちがいたテーブルに急ぎ足でやって
こられて、僕の横に座られたんです! もうびっくりでした。
僕の知り合いにユーミンと幼なじみの方がいて、同じテーブルに
座っていたのでそれでユーミンが来られたんです。
それが強烈な想い出です(笑)。それなのにユーミンから心が離れる
なんて…。なんてことでしょう(笑)。
どうでもいいお話でしたね。
今回の『Road Show』ツアーのお話をしなければ。
なのでほんとに久し振りに中継ですけど、ユーミンのライブを
じっくり見させていただきました。感動しました~。
これこそ僕が好きだったユーミンです~。「シャングリラ」の
ような大掛かりなスペクタクルショーよりもこれくらいの規模で
じっくり歌声が聞けるステージが見たかったのです。
ユーミンにしか綴ることのできない詩の世界。
ユーミンにしか奏でられない独特のメロディー。
久し振りに甘酸っぱい気持ちになりました。
ユーミンのボーカルも年齢を重ねられてよりドラマチックになられた
ような感じがしました。バンドメンバーも懐かしい顔ぶれで
伊勢賢治さんのサックスが良かったですね~。痺れました。
実は僕、サックスに憧れて2年ほど習ったのですが、全然上達せずに
あきらめました~。だめですね~。
キーボードの武部聡志さん。最近は坂本冬美さんともお仕事されて
いましたが、やっぱりユーミンの側には武部さんがいないと。
ユーミンはコンサートで必ずビアノソロを歌ってくれます。
今回は「静かなまぼろし」と「私のフランソワーズ」でした。
どちらも大好きな曲なのでうれしかったです。
「私のフランソワーズ あなたの歌に 私は帰るのよ 淋しい時はいつも」
僕にとってのフランソワーズはユーミンだった時があるんだなあと
聞きながらしみじみしてしまいました。
今回のステージはツアータイトルが『Road Show』ということもあり
ユーミンの映画への愛に溢れたセット美術や衣装がとても美しかったです。
ユーミンのツアーはいつも目でも楽しませてくれるので最後まで
あきさせないんですよね。
衣装もオードリー・ヘップバーン主演のローマの休日風や、あの闘牛士の
スタイルはエヴァ・ガードナーが主演したパンドラという映画かなとか
あのロボットの衣装はフリッツ・ラング監督のメトロポリスという作品に
出て来たマリアというロボットに似てるなあとか、
ジュリー・アンドリュース主演のモダン・ミリーという映画に出てきた
ドレスに似てるとか映画好きなら色々想像が出来て楽しかったです。
何度も再演を重ねたミュージカル作品のような、上質で華やかな
大人の最高のエンターテイメントでした。
やっぱりユーミンは最高です!
昨年の10月27・28日に東京国際フォーラムホールAで行われた
「松任谷由実コンサートツアー2011 Road Show」
がWOWOWライブで放送されたので感想を書いておこうと思います。
〈バンドメンバー〉武部聡志さん・キーボード/市川祥治さん・ギター
中川雅也さん・ギター/田中章弘さん・ベース/宮田繁男さん・ドラム
小野かほりさん・パーカッション/伊勢賢治さん・サックス・フルート・
コーラス・キーボード
〈コーラス〉須藤美恵子さん、松岡奈穂美さん、今井マサキさん
《セットリスト》
1 ひとつの恋が終るとき
2 TUXEDO RAIN
3 たぶんあなたはむかえに来ない
4 恋の苦さとため息と
5 I Love You
6 少しだけ片想い
7 太陽と黒いバラ~
~恋の一時間は孤独の千年
~真夏の夜の夢
~輪舞曲(ロンド)
~太陽と黒いバラ メドレー
8 大連慕情
9 春よ、来い
10 ただわけもなく
11 Blue Planet
12 夏は過ぎてゆき
13 わき役でいいから
14 ガールフレンズ
15 静かなまぼろし
~私のフランソワーズ
16 Mysterious Flower
17 今すぐレイチェル
18 LOVE WARS
19 瞳はどしゃ降り
20 ~DESTINY
EC1 コインの裏側
EC2 カンナ8号線
EC3 ダンスのように抱き寄せたい
今回、放送されたものはDVD発売用に編集されたもののようで
収録されている曲はここまででした。放送ではMCはすべて
カットされていましたがDVDではどうなんでしょうか。
そのかわり最後に「ひとつの恋が終わるとき」のPVが流れました。
DVDの映像特典なんでしょうね。
このPVも良かったですよ~。短編映画を見ているようで。
ユーミンはデビュー当時から映像に対しても決して手を抜かない
アーティストですよね。ユーミンの曲は映像とともに聞くと
より深く心に沁み渡る感じがします。
普通コンサートでは必ずユーミンは2回目のアンコールに
応えてくれるのですがそれもカットされていました。
会場によって曲を変えて歌ってくれるんですよね。
今回のツアーでは「やさしさに包まれたなら」「卒業写真」
「海を見ていた午後」「緑の町に舞い降りて」
「(みんなの)春よ、こい」「経る時」を歌ってくれたみたいですね。
この東京公演では「卒業写真」を歌ってくれたようです。
僕が始めてユーミンというアーティストを知ったのは中学校に
入学したての頃です。好きな子がユーミンファンだったんです。
その子が「水の中のASIAへ」というアルバムを貸してくれて
4曲入りのミニアルバムで今回のツアーでも歌ってくれた
「わき役でいいから」が入ったアルバムなんです。今回の放送で
久し振りに「わき役でいいから」を聞いて懐かしかったです~。
なんでユーミンの曲ってこう胸をキュンキュンさせるんでしょうか(笑)
それからですね。ユーミンが大好きになってしまったのは。
その頃TVCMでアルバム「ダイアモンドダストが消えぬまに」に
収録されている「SWEET DREAMS 」が良く流れていて
三菱自動車のCMでしたね。お小遣いをためてアルバム買いましたよ~。
今回のツアーで歌ってくれた「TUXEDO RAIN」という曲も
このアルバムの収録曲です。こんなに時間が経ってもユーミンの
曲って時代を超えていつ聞いても新鮮なのには驚かされます。
僕が初めて見たライブは1987年、大阪城ホールで行われたこの
「DIAMOND DUSTツアー」でした。子供だったのでチケットの
買い方もよくわからず、友人のお母さんが苦労をして手に入れて
くれました。当時は発売当日に電話をかけ続けるか、チケットが
発売される「チケットぴあ」などに発売数日前から並ぶしか方法が
なかったんですよね。今のように携帯電話はないしインターネット
なんて想像もできない時代でした。ユーミンのチケットは手に入れ
づらいプラチナチケットと呼ばれていました。でも友人のお母さんは
どうやってチケットを手に入れてくれたのかなあ。聞くのを忘れて
いました~(笑)。
それ以来、年に1枚発売されるアルバムは全て買い、コンサートも
できるだけ出かけました。その中でも印象的だったコンサートは…
1988年の「Deligt Slight Light KISS」ツアー
1990年の「THE GATES OF HEAVEN 」ツアー
1993年の「U-miz」ツアー
1994年の「THE DANCING SUN」ツアー
1999年の「YUMING SPECTACLE SHANGRILA」
くらいかなあ。それぞれ色んな思いでがあるんですけどね…。
この頃はユーミンの歌に自分を重ねて一喜一憂していました。
ユーミンが「愛は戦いだ!」と歌えば「そうだ、そうだ」とうなづき
ユーミンが「僕たちはどうして出逢ってしまったんだろう」と
歌えば「どうしてなんだろうね」と考え込んだり。
今、思えば可愛いもんでしたね~(笑)。
でも1999年に「YUMING SPECTACLE SHANGRILA」を見た
頃から少しづつユーミンの曲から心が離れていったのです。
「シャングリラ」はユーミンだからこそ実現できたショーだとは
思ったのですが、僕の好きなユーミンとなんか違う、ユーミン
行かないで~って感じになってしまって…。冷めてしまったんですね。
あんなに好きだったのに。そういうことってないですか?
こういう気持ちは説明しづらいんですけどね。
「シャングリラ」の公演の時はユーミンと近しい方からご招待され
たんですね。開演前に招待客の待機所みたいな所があって、そこに
突然ユーミンが現れて、僕たちがいたテーブルに急ぎ足でやって
こられて、僕の横に座られたんです! もうびっくりでした。
僕の知り合いにユーミンと幼なじみの方がいて、同じテーブルに
座っていたのでそれでユーミンが来られたんです。
それが強烈な想い出です(笑)。それなのにユーミンから心が離れる
なんて…。なんてことでしょう(笑)。
どうでもいいお話でしたね。
今回の『Road Show』ツアーのお話をしなければ。
なのでほんとに久し振りに中継ですけど、ユーミンのライブを
じっくり見させていただきました。感動しました~。
これこそ僕が好きだったユーミンです~。「シャングリラ」の
ような大掛かりなスペクタクルショーよりもこれくらいの規模で
じっくり歌声が聞けるステージが見たかったのです。
ユーミンにしか綴ることのできない詩の世界。
ユーミンにしか奏でられない独特のメロディー。
久し振りに甘酸っぱい気持ちになりました。
ユーミンのボーカルも年齢を重ねられてよりドラマチックになられた
ような感じがしました。バンドメンバーも懐かしい顔ぶれで
伊勢賢治さんのサックスが良かったですね~。痺れました。
実は僕、サックスに憧れて2年ほど習ったのですが、全然上達せずに
あきらめました~。だめですね~。
キーボードの武部聡志さん。最近は坂本冬美さんともお仕事されて
いましたが、やっぱりユーミンの側には武部さんがいないと。
ユーミンはコンサートで必ずビアノソロを歌ってくれます。
今回は「静かなまぼろし」と「私のフランソワーズ」でした。
どちらも大好きな曲なのでうれしかったです。
「私のフランソワーズ あなたの歌に 私は帰るのよ 淋しい時はいつも」
僕にとってのフランソワーズはユーミンだった時があるんだなあと
聞きながらしみじみしてしまいました。
今回のステージはツアータイトルが『Road Show』ということもあり
ユーミンの映画への愛に溢れたセット美術や衣装がとても美しかったです。
ユーミンのツアーはいつも目でも楽しませてくれるので最後まで
あきさせないんですよね。
衣装もオードリー・ヘップバーン主演のローマの休日風や、あの闘牛士の
スタイルはエヴァ・ガードナーが主演したパンドラという映画かなとか
あのロボットの衣装はフリッツ・ラング監督のメトロポリスという作品に
出て来たマリアというロボットに似てるなあとか、
ジュリー・アンドリュース主演のモダン・ミリーという映画に出てきた
ドレスに似てるとか映画好きなら色々想像が出来て楽しかったです。
何度も再演を重ねたミュージカル作品のような、上質で華やかな
大人の最高のエンターテイメントでした。
やっぱりユーミンは最高です!