こんにちは。
17日の日曜日、何気なくTVのチャンネルを変えてたら、NHK総合で午後1時50分から向田邦子没後30年ということで向田さん脚本の傑作「阿修羅のごとく第一話 女正月」が放送されることを知りあわてて録画予約をしました。
僕は毎週水曜日に「ザ・テレビジョン」を買って、週末に来週1週間の気になる番組をまとめて録画予約するのですがこの「阿修羅のごとく」にはまったく気がつかなかったです。あの時、チャンネルを変えてよかったです~(笑)それにゲストがいしだあゆみさんでした。
NHKアーカイブスということで何度か放送されているので、以前も第一部、二部ともDVDにダビングして保存していましたが今回はブルーレイで録画できたのでよかったです。
でも番組表を見ても第一話しか載ってないんです。「何で一話しか放送しないのかなあ。おかしいなあ。」と思っていたら放送終了時のテロップで深夜1時から第二話、19日に第三話を放送しますと流れたのでほっとしました。ザ・テレビジョンの番組表をよ~く見たら小さく載っていました。う~ん、わかりづらいです。これじゃあ見逃しちゃいますね。それにNHKさんも一話から三話まで一気に放送してくれればいいのに。なんで三話だけ火曜日なんでしょうか。疑問です~。でもまたこのドラマを見れただけで感謝ですね。
「阿修羅のごとく」は向田さんが乳癌という命にかかわる病にかかり手術をされてから書かれた作品ということもあると思うのですが、特に第一話を見ると力の入り方が半端ではない感じがします。生死にかかわる経験をすると人は何か違う景色が見えて来るといいますからね。今まで以上に後世まで語り継がれる物語を書き残すのだという強い執念を感じさせます。
久し振りに見ましたが、見るたびに発見があって向田ドラマの面白さを堪能しました。脚本の素晴らしさはもちろん、和田勉さんの今風に言えばエッジの効いた演出はカッコイイしキャストがまた最高ですよね。長女の加藤治子さん(向田作品にかかせない女優さんです。)次女の八千草薫さん(山田太一さん脚本の名作ドラマ「岸辺のアルバム」のお母さん役もよかったです。)三女のいしだあゆみさん(大好きです!)四女の風吹ジュンさん(ふてくされた感じが最高です!)その4人を取り囲む男たち、佐分利信さん緒形拳さん、宇崎竜童さん、深水三章さん、菅原謙次さん。みなさんいい味だしてますよね~。
それから料亭のおかみ役の三條美紀さん。(市川崑監督の犬神家の一族で犬神竹子を演じてられましたね。)加藤治子さんと三條さんの女の対決シーンは何度みても名シーンですよね。四姉妹のお母さん役、大路三千緒さん。(元宝塚の方なんですね。一番の阿修羅はお母さんかも知れないですね。)
僕はどこか向田さんが描く家族の姿に憧れがあるのかも知れません。何か問題がおこるたび、兄や弟や姉や妹と連絡を取り合って、両親が住む家へ集まってわいわいとご飯を食べるという経験がないのでとても羨ましいのです。
父によそに女の人がいようが姉が不倫してようがみんなの気持ちがバラハラになっているように見えても家族ってやっぱり心の拠り所なんだって向田さんのドラマを見ると強く感じてしまいます。僕もたよれる兄弟がほしかったです。
向田さんが書くドラマは一見、人に厳しく辛辣なテーマが多いように感じるかも知れないですけど、僕はいつも失われつつあるけれど、家族というもののの暖かさや大切さに気づいてほしいという向田さんの思いを感じるのです。
今回この「阿修羅のごとく」を見直して八千草さんの夫役の緒形さんが女優さんたちに負けるもんかという芝居をしてらっしゃるのが微笑ましかったです。でも第二部の夫役を降板されたのは残念ですけどね。
松下奈緒さん主演で「胡桃の部屋」がドラマ化さてもうすぐ放送されますね。過去にいしだあゆみさん主演でドラマ化されてるんですよ。今回、原作にはないキャラクターがいるとか。向田さんのオリジナル脚本に手を加えるのは如何とも思いますがでも楽しみに放送を待ちましょう。
17日の日曜日、何気なくTVのチャンネルを変えてたら、NHK総合で午後1時50分から向田邦子没後30年ということで向田さん脚本の傑作「阿修羅のごとく第一話 女正月」が放送されることを知りあわてて録画予約をしました。
僕は毎週水曜日に「ザ・テレビジョン」を買って、週末に来週1週間の気になる番組をまとめて録画予約するのですがこの「阿修羅のごとく」にはまったく気がつかなかったです。あの時、チャンネルを変えてよかったです~(笑)それにゲストがいしだあゆみさんでした。
NHKアーカイブスということで何度か放送されているので、以前も第一部、二部ともDVDにダビングして保存していましたが今回はブルーレイで録画できたのでよかったです。
でも番組表を見ても第一話しか載ってないんです。「何で一話しか放送しないのかなあ。おかしいなあ。」と思っていたら放送終了時のテロップで深夜1時から第二話、19日に第三話を放送しますと流れたのでほっとしました。ザ・テレビジョンの番組表をよ~く見たら小さく載っていました。う~ん、わかりづらいです。これじゃあ見逃しちゃいますね。それにNHKさんも一話から三話まで一気に放送してくれればいいのに。なんで三話だけ火曜日なんでしょうか。疑問です~。でもまたこのドラマを見れただけで感謝ですね。
「阿修羅のごとく」は向田さんが乳癌という命にかかわる病にかかり手術をされてから書かれた作品ということもあると思うのですが、特に第一話を見ると力の入り方が半端ではない感じがします。生死にかかわる経験をすると人は何か違う景色が見えて来るといいますからね。今まで以上に後世まで語り継がれる物語を書き残すのだという強い執念を感じさせます。
久し振りに見ましたが、見るたびに発見があって向田ドラマの面白さを堪能しました。脚本の素晴らしさはもちろん、和田勉さんの今風に言えばエッジの効いた演出はカッコイイしキャストがまた最高ですよね。長女の加藤治子さん(向田作品にかかせない女優さんです。)次女の八千草薫さん(山田太一さん脚本の名作ドラマ「岸辺のアルバム」のお母さん役もよかったです。)三女のいしだあゆみさん(大好きです!)四女の風吹ジュンさん(ふてくされた感じが最高です!)その4人を取り囲む男たち、佐分利信さん緒形拳さん、宇崎竜童さん、深水三章さん、菅原謙次さん。みなさんいい味だしてますよね~。
それから料亭のおかみ役の三條美紀さん。(市川崑監督の犬神家の一族で犬神竹子を演じてられましたね。)加藤治子さんと三條さんの女の対決シーンは何度みても名シーンですよね。四姉妹のお母さん役、大路三千緒さん。(元宝塚の方なんですね。一番の阿修羅はお母さんかも知れないですね。)
僕はどこか向田さんが描く家族の姿に憧れがあるのかも知れません。何か問題がおこるたび、兄や弟や姉や妹と連絡を取り合って、両親が住む家へ集まってわいわいとご飯を食べるという経験がないのでとても羨ましいのです。
父によそに女の人がいようが姉が不倫してようがみんなの気持ちがバラハラになっているように見えても家族ってやっぱり心の拠り所なんだって向田さんのドラマを見ると強く感じてしまいます。僕もたよれる兄弟がほしかったです。
向田さんが書くドラマは一見、人に厳しく辛辣なテーマが多いように感じるかも知れないですけど、僕はいつも失われつつあるけれど、家族というもののの暖かさや大切さに気づいてほしいという向田さんの思いを感じるのです。
今回この「阿修羅のごとく」を見直して八千草さんの夫役の緒形さんが女優さんたちに負けるもんかという芝居をしてらっしゃるのが微笑ましかったです。でも第二部の夫役を降板されたのは残念ですけどね。
松下奈緒さん主演で「胡桃の部屋」がドラマ化さてもうすぐ放送されますね。過去にいしだあゆみさん主演でドラマ化されてるんですよ。今回、原作にはないキャラクターがいるとか。向田さんのオリジナル脚本に手を加えるのは如何とも思いますがでも楽しみに放送を待ちましょう。