こんばんは。

古本屋さんで、こんな本を見つけました。「熱狂の仕掛人 ビートルズから浜崎あゆみまで、音楽業界を創ったスーパースター列伝」著者/湯川れい子 2003年5月20日 第1刷発行1,800円が700円だったので買っちゃいました。

湯川れい子さんと言えば、一般社団法人 日本作詩家協会の会長だけではなく日本大衆音楽文化協会理事、日本音楽療法学会理事、日本音楽著作権協会(JASRAC) 評議員・理事など日本の音楽業界の発展のために長年努めていらっしゃるとても素晴らしい方です。

昭和35年に、ジャズ専門誌「スウィング・ジャーナル」へ投稿した記事が認められてジャズ評論家としてデビューされ、以降、ラジオDJ、ポップス評論、解説などを手がけられテレビのコメンテーターとしても活躍されています。それに忘れてはいけません!たくさんのヒット曲を書かれた作詩家でもあります。

好きな曲はたくさんありますよ~。
安西マリアさん「涙の太陽」
小林明子さん「恋におちて~Fallin Love~」
この曲が主題歌だったドラマ「金曜日の妻たちへⅢ 恋におちて」
に出演されたいしだあゆみさんは今でもこの曲を聞くと涙が出るとある番組でおっしゃってました。
アン・ルイスさん「六本木心中」「あゝ無情」
シャネルズ「ランナウェイ」
中森明菜さん「SOLITUDE」「LA BOHEME」
風間三姉妹「Remember」
ヒット曲の数々ですよね~。
僕、この「Remember」という曲が何故かお気に入りなんです。和田慎二さん原作のまんがをドラマ化したスケバン刑事シリーズの3作目、「スケバン刑事Ⅲ 少女忍法帖伝奇」というドラマの主題歌で主演の浅香唯さん、大西結花さん、中村由真さんが風間三姉妹という設定で3人で歌われていました。なんと作曲は来生たかおさんです。最近まで作詩が湯川さんとは知らなかったんです~。

「忘れない 忘れない時間の海 越えてもくちびるで いつまてもあなたの名前呼ぶわ、もう一度逢う 時まで」う~ん。懐かしいです。

この本の内容はといいますと…
ビートルズから浜崎あゆみまで、社会現象を巻き起こした音楽業界の仕掛人たち6人に湯川先生がインタビューしてまとめられた本です。戦後の黎明期に、右も左もわからない手探りの状況で日本の音楽業界をビッグビジネスに押し上げた方たちの夢が実現されてゆく過程が生き生きと描かれています。出版されたのが2003年の本なのでもうお亡くなりになった方もいらっしゃいますし、肩書きが変わられた方もいらっしゃると思いますが、どんな6人かといいますと

ビートルズを日本に読んだ男。プロモート界最初で最後のスーパースター&アンバサダー(大使)
長島達司さん

ロカビリー・ブームを巻き起こしたナベプロ帝国の女帝
渡邊美佐さん

「ミュージックライフ」誌創始者。400曲の超ヒットメーカー、漣健児とは
草野昌一さん

一部上場のプロダクション「ホリプロ」を作った元エレキ・ギターの名手でバンドマン
堀 威夫さん

音楽業界さすらいの一匹狼。伝説の最後の“呼び屋”
横山東洋夫さん

音楽業界のデュプロマ(外交官)にしてスーパー・ビジネスマン
依田巽さん

の6人です。音楽業界に興味のある方なら一度は読んでおいた方がいいと思いますよ~。業界の構造や音源の権利がいかに莫大なお金を産むのかという話なども満載です。