一段落して夏休みしてました。
毎年夏の前半は、中高生のコンクール一色で過ごしています。
今年はとても楽しかった。
自身が振るコンクールで金賞頂けた。
4年ぶり。
4年前までは、練習時間がたくさんあってのことだったりで、
時間が助けてくれての金賞。いろいろな大切な事を見ずにエゴな力での金。
そこから、体制が大きく変わり、色々な都合で練習時間が減った。
部活の雰囲気も、イマイチ。限られた時間の中で、良いチームを作っていこうと
行動し始めたのが2年前。今の高1の代と一生懸命、取り組んだ。
その時の僕の口癖が、
「同じ事をしていたら、同じ結果になる。だから自分を変えよう。
僕もドンドン変わるから」
本当にたくさんの事を少しずつ少しずつ、根底から変えていった。
部活の基盤もそうだけど、何より自分自身を。
高1のたなばたの代と作った基盤を今年のエルモの代(自由曲の略称から)
と磨きをかけた。今までは銀か金かレベルにずっといたけど、
今年は、金か代表かというレベルに上がれた。素直に嬉しい。
吹奏楽コンクールについては、良し悪しは散々議論されているけど、
僕は良い音楽、良いチームには結果がついてくると思っていて、
今年はそれが自分の中で確信できた。
音楽は聴いてくださる方の心に何かが響くものだと思う。
一生懸命な演奏をすれば、一生懸命さが。
丁寧な演奏をすれば、丁寧さが。
迫力ある演奏をすれば、迫力さが。
自由曲選びは、その代のカラーが映えるように、なるべく選ぶ。
そのチームの良さを出して、お客様、審査員に、曲の持っている良さをチーム力で伝えることができれば良い演奏だと思う。
中高生の音楽って音楽の前に生徒指導、人間力をつけることだと思う。
でないと、チームになれないし、なれなければ音楽を一緒に作ることはできない。
吹奏楽部の活動を通して、自分って何なのか。少年少女から大人へと歩み始める
この時期に、自分という存在を他者を通して知ること。部活という環境、コミュニティにおいて、他者から学ぶこと。
自分の学年、役職、パートの1員としてどんな役割ができるのか。
これはそのまま、曲中でどんな役割をしているのかに当てハマる。
彼ら全員と調和した音楽をするということは、結構並大抵のことではないと思う。
今年はその1歩が結果として出せた。まだ全部ではない。
やれてないこともまだある。
部活をリードしていく生徒達の想いを汲み取ったり、焚きつけたりしながら、
歩みがのんびりな生徒達のフォロー、ケアをしていく。
歩みがのんびりでも気持ちはしっかり持っている。見捨てることはできない。
僕にはまだまだ、仲間が必要だ。一人ではできない。
今年は初めて一人ではなかったように思う。本当に有難いことだ。
今年はたくさんの協力があった。感謝だ。
生徒が言ってくれた。
「今年の練習は楽しかった!」
何より嬉しい。
まだ伝えていないけど、
「それはみんなが本当に本気で行動して結果がでたからだよって」
って今度伝えたい。
来年は都大会に出場したいと思う。