なんか日付間違えていたので上げなおし。 

 

年があけて3か月とかたっちゃったのでともかく昨年分をさくさく終わらせちゃいますね。ネタはまだまだあるの(・∀・`)


 サーシャ改め、アレクサンダー ボルダチョフ来日withウクライナのヴァイオリニスト、アレクセイ セメネンコ!
 もう本当に気が重い、1年経ってしまったロシアのウクライナ侵攻。はやくなんとかならないものかと思うのですが、ハープ界でもっとも影響を受けた演奏者の一人がボルダチョフ。ロシア音楽を愛し、ロシアに誇りを持っていたボルダチョフ。戦争開始から3日後くらいでもう戻れぬ覚悟でトルコを経由してスイスに移動していました。その後ウクライナにむけてのチャリティーコンサートとか開催して、その様子がヤフーニュースなんかにも取り上げられてご存知の方もおられますでしょうか。
 実は昔々十字屋様のシークレットコンサートにもぐりこんだ時に連絡先を交換していて、ともかく心配でメッセージは送ったりしてたのです。そしたら来日することになったと連絡が来てですね、日程的に東京は仕事でどうしてもいけない、でも行かないわけにはいかないと思い日帰りで京都へ。

 


 仕事で来たときは地下鉄にはよくのる。そして国際会議場まで行ってしまうので途中でなかなか降りない。烏丸で降りて乗り換えが四条?迷いながら乗り継ぎ、

 

時間があるのでちょっとお散歩。

とてもよいお天気でした。この電車は初めて見た。

 

で、到着。

すごいはやくついてしまって、いつもなら会場までじっと待つのですが玄関までが日向でここにいると熱中症で死んでしまいそう。なので一旦道中にあったドラッグストアまでもどり、日焼け止めとか調達して戻ってきたら10人くらいの列になってました。

そしたら2人手前に本日ご一緒することになっていた京都のハープ奏者のお友達が!偶然~!話しはじめたら間に挟んでしまったお客様も以前ハープ習っておられたそうで(九州からこられた!)、そしたらちょっと後ろにやっぱりハープ習っておられる方がいて、ま~話に花が咲きました。待ち時間暇だし。ハープとリラ・キタラの違いとか割とマニアックな内容も。そこまではよかったんですけど「聖書のバビロン捕囚で出てくる木にかけた竪琴はハープとリラのどっちですか?」って難問も…そんな話があるんですか…(調べたら原語では単に「楽器」って記述?)

 そう、そしてこのブログをお読みの方にも…いつも記載がおそく、まとまらない内容で申し訳ありません…
 

 でコンサート。もうすごい!そして自由!一応プログラムあるんですけど、もはやほぼ意味はなくてぶっ続けで今聞いてほしい音楽を次々演奏していきます。一曲一曲がすさまじいテクニック。響板ちかくでミュートをかけた音、弦の上の方で音色を変えた音、パラグアイアルパのようなトレモロ、初めて見るテクニックも盛沢山。楽器がエボニーのダイアナで、情感こめて弾かれたときは本当に美しい。そしてガンガン弾かれたときなんかには割といっぱいいっぱいで応援したくなる感じ。(ダイアナいい楽器なんですけどまとまりのある上品な音楽をつくる楽器でバリバリ弾かれるのを好まず、私でも相性悪い。)
 途中でウクライナのヴァイオリニスト、アレクセイ セメネンコさんが登場。この方もすごいお上手。そして後援の武者さんの通訳で開戦時の状況もお話してくださいました。
 

 ボルダチョフはベラルーシの両親をもつロシアとスイスの二重国籍で、開戦時はモスクワに滞在。

 セメネンコさんは両親がロシア人、開戦時はキーウでコンサートが予定されていたそうです。ウクライナ国籍なため国外にでられず、しばらくリビウで後援活動していたそうですがウクライナ政府の特別の計らいで18人の芸術家のみ国外退去が許可され、現在はドイツと二重国籍だそう。二人とも同じ先生の元で学んだこともあるとか。
 

 このコンサートのためだけに京都にくる価値が十分ありました。終演後に出口まで来てくれて、写真もとってくれました。演奏会後なのでとてもくつろいだ雰囲気。

 そしてCDのおまけのクッキーが可愛い。