普段は思い出を書き綴って宣伝の役にはたっていないこのブログですが珍しく情報発信。

 

 フランスはカマック社の出しているレバーハープ(このメーカーはケルティックハープと呼んでいる。絶対アイリッシュハープとは呼ばない。フランスのメーカーだから・・・)にバルディックというシリーズがありました。

 

これ(これはエレクトロアコースティック仕様)とか

これとか、

 

これとか

見事にちゃんと写ってる写真がない。

 

 Bardic=詩人になること、または詩人の詩に関連した(weblio様より)という名の通り、吟遊詩人をイメージしたというか、小型の楽器であります。22弦と27弦の2種類が販売されておりました。

 

 はい、過去形で書いております通り、この度販売終了となりました。代理店の

 

高田ハープ様と

http://www.takada-harp.com/information/info.php?eid=00029

 

京都ハープファクトリー様に

http://www.morita-piano.com/jp/harp/newharp.htm

 

ご案内出ております。

 

 ファクトリー様の記事に有ります通り、カマックはもともとトルバドゥールという22弦の楽器を作っておりました。

菊地恵子先生がお持ちのトルバドゥール。

レバーなんかのつくりが簡単で、音もとても素朴で、いかにも黎明期の楽器という感じ。

 膝置き前後の大きさの楽器、ラップハープと呼ばれるカテゴリーの楽器はあとサルヴィがEIREっていう23弦の楽器を出してなくなり、青山がサウルシリーズを出し、今度はサルヴィがジュノーシリーズとして復活…と大手も色々動いておりました。

 

 そして小型ハープの世界ではストーニーエンド、ミュージックメーカー、グレースハープ様お取り扱いの各メーカーに、日本国内でも北海道に職人さんがおられたり(IKENO,Yasuaki woodworks)と今では様々な選択肢が増えたのであります。

 確かにカマックの役目は終えたということでしょうか。青山やサルヴィは追従しないでね。

 

 さてバルディックシリーズ。

小型の楽器の中ではよく鳴って、つくりもしっかりしていて、音も独特の民族楽器っぽさというか、「レバーハープのよさ」を感じる音色。

青山のサウルは完全にグランドの方向を向いている楽器ですが、それよりもずっと軽く弾く感じ。

色も結構自由に選べたりして、ちょっと調べてみたらあの人も、あ、この人も使ってるってくらいの売れ筋だったと思います。

 それでも限られた生産能力を上位機種に向けるために生産終了とするあたりがフランス人らしいというか…

 

 しかしですね、22弦は弦数が少ないし、27弦だと僕には膝に置くには大きすぎ、床に置くには小さすぎでどうするの?というサイズ感で、なかなか購入するとこまではいかなかったのです。そのうちサウルハープを購入して我が家のラップハープ枠埋まりましたし。

 

でも生産終了と聞いてやっぱり気になる。

そして京都ハープファクトリー様確保の4台は2日くらいの間に嫁ぎ先が決まる!

あとは高田様確保のおよそ20台………

 

 

→ 姪っ子用のプレゼントという名目で注文!

 

 

姪っ子2人いるんで、そのうちバルディック27とジュノー27買って弾いてもらおうとか前からうっすら考えてたしね。

実家のママンもちょっと弾きたがってるしね。

ちょっと予定外になりましたが…お金は頑張って工面すればきっとなんとか…

 

今注文して届くのは5月くらいだそうです。

ちなみに先週末在庫確認したら「ナチュラル、チェリー、マホガニーがそれぞれあとわずか」だったのが翌日チェリー注文したら「売り切れちゃったけど他にも特別色の注文も入ったから多分塗り替えてもらえると思う」という状況でした。1日で売り切れる。

 

こういう衝動買い的なのはあんまりよくないかもしれませんけどね。楽器との出会いなんて偶然と勢いみたいなもんですからね。

「最後の在庫、定価246,240円のところ特別価格497,405円でご提供!」とかにならなくてよかったです。(根に持つ。)

 時々あったらいいなと思ってはやっぱりお値段高くて立ち止まっているうちに無くなってしまった上位レバーのイーガンや、もし2台目のグランド買うならの筆頭だったスコルピタ(どっちもサルヴィや…)みたいに突然購入不可能にならなかっただけマシでしょうか。

 

ご購入をご検討の方は本当にお早めに!(もう危ないかも…)

あと僕の資金調達うまくいかなかったら誰か買って下さい。