メーター巻き戻し(改ざん)と食品偽装 | 車をコヨナク愛す社長のブログ

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デジタルトランスフォーマー

おはようございます!

今日も寒いですね。

ここ最近食品偽装が発覚していますよね?例えば外国産牛肉を国産と偽って販売していたり、製造日を偽ったり、食べ残しなどを再度お客さんに出したりなども含めると非常に多く摘発されていますが。

私はこれを見ていて、10年程前の中古車業界のメーター巻き戻し(メーター偽装ともいいます)が当たり前のように行われていた時期を思い出しました。

12~13年程前は走行メーターがデジタル表示が当たり前の時代でしたが、中古車販売店が扱う中古車にはまだまだアナログメーターを搭載した車種の需要が多く、メーターをドライバーで取り外し、アナログメーターをくるくる回転させて走行距離を巻き戻すという行為が頻繁に行われていました。

私もそれを見抜く為に、メーターを固定しているボルトを外した「傷」がないか又はメーターを保護しているシールドの内側に「指紋」がないかなど注意深く見ながら車の仕入れを行うという、今考えれば「そんなやり方でしかメーター巻き戻しを見破る方法はなかったのか?」と思いますが、当時はそんな時代でした。

もちろんそんな方法だけでは巻き戻しを見破る事はできず、明らかに走行距離と品質の異なる車両を仕入れてしまった事もあります。そういった場合はディーラーさんに電話をして車体番号を伝え、最後に点検に入っている日にちとその時に記録された走行距離を聞く事しか方法がありませんでした。


当然ディーラーさんに点検を入れていなければ、どこにも記録されていないので、走行距離が怪しくてもそれを立証する方法は皆無だったのです。

更に当時「デジタルメーターだったら巻き戻しはできないから、安心ですよね」と考えていた訳ですが、そのデジタルメーターまでも巻き戻す業者も存在するという噂が流れ、更に慎重になりました。

当時は今のように「走行距離管理システム」などなかった時代でしたので、どうみても2万キロしか走っていない車のシートではない車両(ソファーなどでも長年座っているとへたってきますよね?車の運転席は乗り降りの際にシートが擦れるので、その回数が多いとシートにスレができるのです)でも怪しいと思いながらも、それが2万キロ以上走っていると立証する事ができない為、その車は2万キロの低走行距離車両として流通しており、もしかすると今でもどなたかが知らずに乗っておられると言う事もありえるのです。


そのような怪しい車両はオークションでも頻繁に出品されておりました。1週間前の大阪オークションで「10万キロ」だった車両が翌週の名古屋オークションでは3万キロで出品されている事も多く、当時は今のように大阪、名古屋という会場を行き来する業者は少なかった事や、ネット配信もなかったので、それを知らない業者さんが3万キロだと信じて50万円以上も高く落札している状況を何度も見た事があります。

それを生業としている方がいらっしゃると真似をする方も当然現れ、業界全体に広がり、真面目にやっている方が損をするといいますか、ユーザーさんから見れば、「どうしてお宅の価格はこんなに高いの?」となる訳です。

当然巻き戻しを行っている車は実際には10万キロ走っている訳ですから、仕入れが安い訳です。しかし正規な低価格車両はそれ相当の仕入れ価格なので、それを比較されると反論のしようがない訳で、、、当然売れず、他店舗の安い低走行車両が売れる状態となる訳です。


今ではオークション会場全て、車検場、車検証にも、ディーラーさん、などメーターを記録する場所が増え、その情報を共有するシステムが完成した為、メーター巻き戻しを立証する事が可能となりましたが、100%なくなったわけではありません。

前置きが長くなりましたが、この中古車のメーター巻き戻しと食品偽装ですが、改ざんという部分では非常に似た問題だと考えます。


こういった改ざんが普段私たちが食する物までに行われるとは、、、もちろん車も同じですが、、残念です。


しかし原因は一つ、同じ業界の中で誰かが改ざんなどを行っていれば、必ず真似をする人が現れる、そして真面目に販売している所が損をすると言う事です。


そして摘発が増える事で減少していくという流れでしょうか。これは中古車、食品業界ともにそうですね。しかし、ほとぼりが冷めればまた同じ事をする方も必ずでてきます。


ここまでは中古車業界のメーター改ざんと食品業界の偽装が非常に似ているという内容ですが、ここからは私の考えです。


確かにメーターを改ざんしたり、食品偽装などをする事は明らかな違法行為であり、あるまじき行為だと思いますし、今後そういった事がなくなれば良いと思っております。

しかし、消費者の方にも全てを鵜呑みにせず、独自の識別方法を持ってもらいたいと私は思うのです。

例えば、アメリカ産牛肉が国産だと偽って販売されていたとします。その肉を食べて「ん?これは国産ではないじゃないか?」と気づく人がどれだけいるか?という事です。




誤解のないように、それに気づかない人が悪いという訳では決してありません。私も気づかないので。



気づかない方は非常に多く、(私も当然気づきません)食べている時は「おいしいね!」と良いながら食事を楽しんでいるかと思います。

しかし、それが後にアメリカ産だと偽装が発覚すると「ん?やっぱり国産ぽくなかったかも?」となってきます。

このように書くと食品業者をフォローしているように見えますが、そうではなく、外国産であっても美味しい肉は沢山あるのに、国産という表示に拘る事で、業者の偽装が横行している、更に価格面でも仕入れの高い国産ではなく、外国産牛肉を国産と偽って安く販売する事で利益を得ている事も「国産=おいしい」という図式が浸透しているからです。


もちろん偽装を行っている方が一人でもいれば、この様な状況はなかなかなくなりませんが、業界全体で考え、外国産も安くて美味しいという事をしっかりとアピールする事と、私を含む消費者サイドも「国産」というブランドだけで善し悪しを判断するのではなく、自分の舌でしっかりと判断できれば良いのかな?と思いました。

日本は非常に流行の浮き沈みが激しい国だと私は思います。流行した商品はプレミアム商品として値上がりし高額で取引されるようになります。


過去にもNIKEやドルチェ&ガッバーナなど定価の5倍~10倍になっていた商品もあります。ドルチェ&ガッバーナなどは別でしたが、NIKEなどは90年代の大ブーム以降数年は日本では一気に人気が落ち込みましたよね?今はまた元の勢いを取り戻しておりますが。


日本では流行するとその後一時的に落ち込むというブランドが多く存在しました。中にはそのまま消えてしまったブランドもありますが。


私がアパレルのバイヤーをしていた時すでに日本では「PRADAスポーツ」といPRADAのセカンドラインは下火となっていました、(PRADAスポーツが今もあるのかはわかりませんが)

しかしヨーロッパに買い付けに行けば、日本で下火のブランドも変わらず高級ブランドとしてセレブたちで賑わっているのを見て、あらためて日本の流行の浮き沈みの激しさを感じました。




何が言いたいかと、流行に敏感なのは非常に良い事だと思いますが、ただ「流行っているから」だけではなく、自分自身の考えにも自身を持って欲しいと言う事です。


テレビや本に書いてある事が全てではなく、自分自身の経験というものが一番リアルであり、信じれるものではないかと私は思います。


自分以外の情報元としては、自分で決めておけば良いのです。


私の場合は、

●美味しいお店
A君 彼とは味の趣向が合う
B君 彼は辛い物がすきなので、たまに辛すぎるお店がある。

●洋服
C君 彼とは趣向が合うが、体系が違うので私には合わない可能性がある。
D君 彼とは合わない。

その他の各分野において、「この分野であれば彼の意見を聞こう」という友人がおります。

しかし、あくまでも彼らの意見は参考であり、私が物事を考える上での一つの情報元であり、最終的にそれらの意見と自分自身の考えをまとめ、最終的な答えを導きだすのは自分自身であると私は思います。


そして、導きだした答えを人に押し付ける訳でもありません、色んな考え方がありますからね。

あくまでも私の考えとして持っておくだけで、そのような話になってもあくまでも「私の考えは」と前置きしてから話ます。

そして相手違う考えの発言をしたとしても「なるほど」と否定も肯定もしません。

もちろん、仕事となればしっかりと方向性をまとめる必要があるので、否定、肯定をする必要は当然ありますし、仕事以外でもそのようなシチュエーションはありますので、その辺りは臨機応変に対応しておりますが。


なんだか書いている内に長くなりすぎて、話がそれてしまっているような。ちょっと時間がなくなってきたので、

とにかく、偽装などは当然いけません。消費者の安全が確保できませんからね。


しかし私達消費者もあまりブランドに拘りすぎるのもよくないですよね。


このままでは何を信じれば良いのかわからなくなってしまいます。それには私達消費者も自分の目で判断できる目を持つ事が必要になり、それが偽装などの減少に繋がるのではと思います。


それでは!