中古車市場と株式市場は似ている | 車をコヨナク愛す社長のブログ

車をコヨナク愛す社長のブログ

デジタルトランスフォーマー

そっくりな中古車業界と株式市場

中古車の流通と株式の流通は非常に良く似ているんですね。株式市場ですと、東京証券取引所など株を取引する取引市場があり、取引市場で実際に上場企業の株を売買できるのは証券会社であって、一般の投資家は彼らに手数料を支払って株の売買を代行してもらっているのが現状です。例えば○○株式会社の株を買おうとした場合は、証券会社の口座を取得し、証券会社を通じて東京証券取引所で株を購入するという事になります。反対に株を売る場合も証券会社を通じて東京証券取引所で売却いたします。

これまでの事を下記のように中古車市場に置き換えて説明すると。

1.○○株式会社=15年式クラウンなどの車両
2.株=中古車
3.東京証券取引所=中古車オークション会場(USS、オークネットなど)
4. 証券会社=オークション会員(中古車販売店など)
5. 一般投資家=消費者(中古車を購入する人)

と置き換える事ができます。しかし、大きな違いがあることで、厳密には同じ流通をしているわけではありません。

大きな違いというのは

売買するものが株という紙(または電子化により目に見えないもの)と中古車という目に見える大きなものだと言う事です。

さらに株は壊れませんが、中古車は機械ですので必ず壊れます。さらに○○株式会社という会社は世の中に一つしかありませんが、15年式クラウンという中古車は世の中に何万台とあり、さらに年式や色、車両状態によってオークション市場(株でいうなら東京証券取引所)で売買される取引価格が変わります。

ですから株式市場の終値というのは中古車市場でいうと、その日に売買された複数の15年式クラウンの平均値というのが適切かもしれません。

しかし、この平均値というのは株式市場の終値に比べ、消費者にとってあまり参考になる数字ではありません。なぜなら中古車オークションには事故でグシャグシャになったまま、部品だけを売る目的で売買される15年式クラウンから、走行距離も少なくほぼ新車のような15年式クラウンも売買されているからです。極端な言い方をすれば、15年式クラウンの終値(現在の市場価格)が10万円から300万円の間の平均値として表されてしまいますからね。

こういった理由から中古車と株の大きな違いは同じ銘柄であっても年式や状態などによって取引価格が大きく変わると言う事です。

さらに中古車オークション市場での取引価格は株式市場と違い、新聞に掲載されるのはおろか、一般消費者の目に触れないようにオークション会員(中古車販売店など、株式市場でいう証券会社)が秘密を厳守しているという点は株式市場と大きく違い非常に閉鎖的な業界であると言えます。

なぜかと言うとオークション市場での中古車取引価格を一般消費者に公開するのは中古車販売店において仕入れ値を公開するのと同じ事となり、商売し辛くなってしまいますからね。


これが市場の流通が酷似しているにも関わらず、インターネット普及後の中古車市場は株式市場に比べインターネットを生かしきれていない原因の一つとなっております。


最近では弊社も昨年まで行っておりましたが、オークションで落札し、定額の手数料を受け取る中古車のネット販売も主流となって参りましたね。


続く