アポトリ・セールス系のコールセンターなど、お電話を使ったお仕事の募集広告で、見かける言葉。
架電
ん電線でも架けるのと初めて見た時は思いっきり意味を取り違えてしまいました
そんなことをフとしたきっきかけで思い出し、あらためてこの言葉を調べてみました。
いつもおなじみのgoo辞書によりますと、新語としてではありますが、
架電:電話をかけること。
とありました。
でも、「架」という言葉に「かける」って意味あったっけと疑問に思い、同じく「架ける」という言葉をgoo辞書で探しても見つからず
それでは・・・と、パソコンに文章を書く時に使っているIMEの変換候補のところで、その変換候補の意味が表示されていたので、そこを見てみますと
架ける:かけわたす「橋をわたす、電線をかける」
とあります。どうやら「架=2つの場所をつなぐ」という意味合いを持った言葉・感じのようですね。
では、IMEの中の"かける"の変換候補の中で「電話をかける」に一番ふさわしい漢字はというと
掛ける:かける「看板を掛ける、腰を掛ける、苦労を掛ける、保険を掛ける、釘に掛ける、電話を掛ける、ブレーキをかける」
同様にgoo辞書では
掛ける:4-(2)電話機を操作して先方と話をする。「会社に電話を―・ける」
とあります。
またネットでそれぞれの漢字で検索してみますと、
「電話を架ける」
google 3,740件
yahoo 3,020件
msn 611件
「電話を掛ける」
google 103,000件
yahoo 427,000件
MSN 376,000件
となっていて、どうやら「電話をかける」という表記をする場合は「電話を掛ける」と書くのが正解で、間違いないようです。
なのに、これを熟語にしてしまうと何故か「架電」となってしまいます。
「掛電」とはなりません。(少なくとも、私は見たことないです)
何故でしょう・・・・
わかりません
はっきりと解説しているものは見つかりませんでした
★今日、思ったこと
以下、想像です。
「架」という漢字がもつ「2つの場所をつなぐ」という意味の方が、単に「電話をかける」という行動だけを表わす「掛ける」という漢字よりも、この「カデン」という行為の意図をただしく表現できるからなんでしょうね。
(つまり、電話を掛けた先の人と、会話をするということを)
う~ん、日本語って難しいです。