日本の韓国に対する輸出規制措置はベストの解決方法ではなかったであろう。これを行ったとしても問題は根本的に解決せず、両国の関係は更に悪化する。韓国は経済的に打撃を食らう。また輸出規制の商品を扱っている日本企業も打撃を食らうだろうし、韓国の報復措置により他の日本企業も打撃を食らう。
それではどうすべきだったか、徴用工問題に対しては断固反対すべきであったであろう、賠償金は支払って謝罪している。慰安婦問題でも賠償金は支払って謝罪している。これらは日本のスタンスである。
レーザー照射問題では日本が証拠を韓国に提示してもそれを韓国が受け入れないのであるから話がややこしい。私が見るところ、日本が過去の歴史問題をしっかり認識していない、というのもあるが、韓国も歴史を正しく認識していず、韓国が嘘で塗りたくられた国家である、という問題もあるであろう。私はレーザー照射問題では日本が真実を語っていて韓国が嘘を付いていると見る。どちらにしろ嘘つき国家は世界から相手にされなくなるであろう、輸出規制措置などせずに黙って見ていて世界から相手にされなくなるのを待てば良かった。
しかし日本が歴史問題について実態を把握せずに韓国に賠償金を支払い謝罪しているならば、もう一度それらの実態を把握し直し謝罪する必要性はあるかもしれない、賠償金を支払うことはなくとも。慰安婦問題でも徴用工問題でも、その実像を把握し、実際この程度であった、と両者が把握すべきであろう。歴史問題については韓国も日本も両者ともに実態を把握せずに、互いの国家の主張をしていると思う。両国が共同で歴史の実態を把握すべきであると思う。そして実態を把握し謝罪すべきは謝罪し、過去のいざこざは水に流し、未来志向で両国関係を築いて行くべきだと思う。