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音楽、アート、映画、本…twitterの140文字では伝えきれない作品の感想、自分で思ったことを綴っています。

バスの転落事故に巻き込まれた母親・杉田直子と、娘・藻奈美。直子の肉体は亡くなるが魂は藻奈美に乗り移る。
そのことを誰も知らないまま、夫・平介と直子のこれまでとは少し違った生活が始まる。
時が過ぎていくうちに、だんだん藻奈美の魂が戻り始めてくるが…。

原作は映画を見てから読もうと思っていたので読んでいないのですが、全体的な感想は、各シーンはとても良いのに、シーンとシーンの間がぶつ切りな感じがとても個人的に嫌でした。1つの物語なのにオムニバスの映画を見ているような感じ。
2時間に無理くりはめこむからこうなるんだろうな。
(これって脚本のせいなのかな…でも脚本家はこれまでたくさんの脚本を書いてる人なので、単に私の趣味なのかもしれないし、ストーリーが長いので2時間におさめきれなかっただけなのかもしれない)

でも、各シーンは本当に良い。間合いもとても絶妙だし、各登場人物のキャラがとても立ってる。もう小林薫が演じる平介(へいすけ)が、本当にキュートでしかたがない。これは小林薫が適役。
好きなシーンは、藻奈美のことが好きな相馬先輩(伊藤英明)に焼きもちを焼き、宇宙人のまねをして相馬先輩を遠ざけようとしたり、電話を盗み聞きするところ。爆笑してしまった。
あとは、広末涼子って本当に演技がうまいんだな~と感じた。どちらかというとスキャンダルばかりが先行していて、かわいそう。
1999年ということは10年前…18歳ぐらいか。いやー。若いのに間合いの取り方が本当にうまい。小林薫と並んで演技しても遜色ない。

最後はなんとなく予想できていたのだけど、タイトルの「秘密」っていろんな意味があったことがわかり、これが原作と同じ結末なら東野圭吾ってやっぱりすごいなーと感心させられる。
最後のシーンは、涙が止まらなかった。平介の複雑な気持ち、そして直子の複雑な気持ち。
単に「同級生」のように直子と藻奈美の中身が入れ替わるだけかと思っていたけど、そうではなくて、直子の肉体と藻奈美の精神が死んだということなんだろうな。
このことにより、平介と直子の絆が更に深まる…というのが素敵でもあり、残酷な最後だな…と思った。

原作自体は読んでないけど、言葉少なめで表情だけで伝えられるのは、映像ならではの良さ。
滝田監督の作品「おくりびと」も見たけど、間合いがうまいところとか、表情だけで人を泣かせるのは、彼の才能だと思う。

はー…良い映画を見た。もう1回見たくなるな。
この映画、2回見たくなるな。
予想していた結末とちょっと違っていたので、もう1度見て自分がどう感じとるのか知りたくなる。
ただ、映画が良いのか原作が良いのかがちょっと自分の中で分からないけど。

でも、最初に書いたとおりにシーンがコマ切れになっていたので、そこは少しマイナス。
ちなみに音楽は宇崎竜童さん。でも、申し訳ないけど内容に夢中で音楽がまったく耳に入ってこなかった。

おもしろかったのは、東野圭吾さんご本人が大学教授の役で出ていたこと。
なんかやたら先生を長い間映してるな…と思っていたら、そういうことでしたか。


ストーリー: 90
キャスト: 90
演出: 60
ビジュアル: 70
音楽: 70

「モネとジヴェルニーの画家たち」展を見てきました。

モネは印象派。
印象派というのは、当時の主流だったちまちまと細かく描く写実主義に比べて、明るい色の絵の具で大雑把に描く作風。
批評家がモネの「印象、日の出」を見た時に「あ。本当に印象的にへたくそ」って皮肉ったところから名付けられたそうです。
皮肉られた「印象、日の出」は、これ。

●クロード・モネ「印象、日の出」
i pensano ......-モネ「印象、日の出」
確かに雑って言われてもしかたがない…。

ちなみに写実主義は、ミレーとかみたい。
●ミレー「落ち穂拾い」
i pensano ......-ミレー「落ち穂拾い」

全然ちがうよね。

ジヴェルニーというのは、フランス・パリ近郊にあった村。ここにモネが住みながら絵を描いていたことから、たくさんの芸術家が訪れ、ほとんどが農民だった村が「芸術家村」になったそうです。
でも、第一次世界大戦(1914年)が始まると、ほとんどの画家が自国に帰ることになってしまい、芸術家村は消滅してしまったそう。
そんなわけで、今回は、ジヴェルニーに住んでいた画家の絵画を集めた展示なのです。

そして、全体の感想。
おもしろかったー。さくっと見るつもりがおもしろくて半分ぐらい見るのに1時間かかってしまった。


おもしろかったのは、これら。

●ウィリアム・ブレアー・ブルース「水流、ジヴェルニー」
川の水のはね方がすごいダイナミックに描かれていて、素敵でした。
ただ、この作品の画像がなかった…。

●フィリップ・レスリー・ヘール「人物のいる風景」
i pensano ......-フィリップ・レスリー・ヘイル「人物のいる風景」
手前に黄色い絵の具を使っているところが印象派、緑で写実的に描かれている奥の方が自然派の組み合わせの作風が独特らしい。
ちなみに「自然派」っていうのは、ありのまま描くってことらしいです。

●セオドア・ウェンデル「小川、ジヴェルニー」
メモには「奥が細かく、手前が大雑把に描いてる」と書いてる。
「変なのー」って思ったんでしょう。

●セオドア・ロビンソン「冬景色」
i pensano ......-セオドア・ロビンソン「冬景色」
「家の細かいところを描くのではなく、冬の景色を描いている」みたいなことが説明に書かれてた。
よくわかんないけど、寒そうな感じとか空気とか伝わってきていたので、それはそれで良いんだと思う(笑)

●セオドア・ウェンデル「花咲く野原、ジヴェルニー」

i pensano ......-セオドア・ウェンデル「花咲く野原、ジヴェルニー」
目の前のピンクと白の花と、奥の深い緑の対照がおもしろい。

●リーラ・キャボット・ペリー「秋の午後、ジヴェルニー」
i pensano ......-リーラ・キャボット・ペリー
あまり覚えてないんだけど、これみたい。
陰に紫を使っていて、とても綺麗…とメモに書いてました。
ちなみに彼女は、あの黒船のペリーと親戚だそうな。

●クロード・モネ「ジヴェルニーの冬」
i pensano ......-クロード・モネ「ジヴェルニーの冬」
「冬」なので、白を基調にしつつ、空とかに薄いオレンジっぽい色を使っていて、印象派っぽい。

●クロード・モネ「ジヴェルニー付近のセーヌ川」
i pensano ......-クロード・モネ「ジヴェルニー付近のセーヌ川」
セーヌ川の陰と光の部分が見事に描き分けられていて、素敵。

●クロード・モネ「セーヌ河の朝」
i pensano ......-クロード・モネ「セーヌ河の朝」
水の光などを描きだしていたモネが、木の葉や朝もやを描き始めた…らしい。
でもなんか空気はほわんと感じられるよね。

●クロード・モネ「草原の夕暮れ、ジヴェルニー」
i pensano ......-クロード・モネ「草原の夕暮れ、ジヴェルニー」
これも絵から夕方の日の光の暖かみが出てて、いいなーと思った作品。
ちなみに個人蔵だそうです…。すごいなー。個人で持てるなんて。

●クロード・モネ「積みわら(日没)」
i pensano ......-クロード・モネ「積みわら(日没)」
これ、いちばん好きかも。逆光を浴びている積みわらがとても幻想的です。
モネは、積みわらにとても興味があったようで、この後に何枚も描いてる。

●ジョン・レスリー・ブレック「積みわらの習作」
i pensano ......-ジョン・レスリー・ブレック「積みわらの習作」
彼もモネのように延々12枚も積みわらを描き続けてたんだけど、これがいろんな季節、いろんな時間の積みわらを描き分けていたのがおもしろかった。
中でもいちばん好きだったのがこれ。夏っぽい、綺麗な青空が好き。

●ジョン・レスリー・ブレック「朝霧と日の光」
i pensano ......-ジョン・レスリー・ブレック「朝霧と日の光」
さっきの夏っぽい作品とは違う、柔らかい光を浴びている積みわら。うーん。これも良いなぁ。好き。

●リーラ・キャボット・ペリー「小川にて、フランス、ジヴェルニー」
i pensano ......-リーラ・キャボット・ペリー
後ろの濃い緑と、薄いピンクの服が素敵なコントラスト。

●セオドア・ロビンソン「産着作り」
i pensano ......-セオドア・ロビンソン「産着作り」
なんかよく分からんけど、すごーく気になった作品。
ちなみにセオドア・ロビンソンは、写真で一旦撮って、それで構図を考えてる…とかって説明があった気がする。
でも、実際に塗る時は、変わらず実物を見て塗ってたそうな。

●ジョン・レスリー・ブレック「秋(新月)、ジヴェルニー」
i pensano ......-ジョン・レスリー・ブレック
これがすごい好き。見えづらいけど、空にはうっすらと細い三日月があって、幻想的。
(三日月だから新月じゃないと思うんだけど…)


12月は、お世話になってるお店のキャンペーンで、ラメグラデと雪の結晶雪の結晶のシール、そしてストーンを入れてもらいました音譜

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