読書日記2025-172
晴れときどきアスペルガー
今村志穂(著)
[講談社2009年2月発行]
あらすじ
「答え」があるから、私達はもう大丈夫! 長男が変わっているのは私の育て方のせい?!「私」は息子の心が見えないことにたったひとりで悩み、そして少しづつ、その「答え」にたどりつく!
感想
ブロ友さんの紹介で興味をもった1冊。
著者自身の体験小説で、事実に基づいたフィクションだそうな。
2025年現在はアスペルガー症候群という言葉も認識されつつあるが、この話の2006年当時はまだ世間一般に全くに近かったようだ。
そんな中での育児、そして夫の理解しがたい態度に悩む主人公の姿にめちゃくちゃ気持ちが落ちた…
読む手としてはタイトルからもそういう障害?と感じる訳で、誰が手を差し伸べてあげてよ!とモヤモヤしつつ展開を期待。
『まだ完全に解明されてはいませんが、発達障害はもともとそのひとの発達のかたちとして脳機能になんらかのかたよりができているために発生すると言われてます……その発達のかたちを決めるのは神様の仕事です。お母さんの妊娠中の生活や育て方のせいではありません。』
こういうことも大事な理解するべきことだと思います。
とはいえ、私もこの本を読んで知ることも多くて勉強になりました!
きっと私だけじゃなくて、触れることのない世界として関心を持たない人も多いと思います。
そういう初心者の入門書としてもお薦めしたいです!
ありがとうございましたm(_ _)m


