読書日記2025-146

歌舞伎町ララバイ

染井為人(著)

[双葉社2025年3月発行]

 

歌舞伎町ララバイ [ 染井為人 ]

 

  あらすじ

中学卒業と同時に親元から飛び出し歌舞伎町にたどり着いた15歳の少女・七瀬。 わずか15年の人生で絶望を味わい、すべてをあきらめている七瀬にとって、歌舞伎町は唯一、心を安らげる場所だった。 トー横広場で仲間とダベり、危ないバイトに手を出していくうち、歌舞伎町の闇社会や家出少女たちを食い物にしようとする大人たちとも関わっていく。 そして事件は起きた――。社会派サスペンスの新鋭が描く衝撃の復讐劇。


  感想

タイトルから不穏な空気はあったが…その通りバイオレンスだった。


歌舞伎町シリーズといえば誉田哲也さん。

のし上がっていく女性って言うのもあったような気がするけど?

それよりは単純な話ではあったけど、痛快さはいただきました笑


トー横キッズと言われる居場所のない子供たち…

その辺りには気持ち下がりまくるけど、何だろうな…汚い大人たちの方がもっと気持ち悪い真顔


力、金、女にドラッグ、あらゆる欲望と謀略が渦巻く中、静かな復讐の幕が上がるのよね…力無き者を舐めるなよってか


 歌舞伎町の実態、社会の実態、ダークな実態…

私は若い頃には平気で歌舞伎町に出撃していたけど、世の中どんどん変化している?


最近はトー横やグリ下、その他にも居場所のない子供たちがたむろする場所が取り上げられている。

そしてもちろん犯罪も横行している…

大きな現代問題ですね。


ありがとうございましたm(_ _)m