読書日記2025-109

じい散歩

藤野千夜(著)

[双葉社2020年12月発行]


じい散歩 (双葉文庫) [ 藤野千夜 ]

 

  あらすじ

明石家は夫婦あわせて、もうすぐ180歳。 一家の主、新平は散歩が趣味の健啖家。妻はそんな夫の浮気をしつこく疑っている。 長男は高校中退後、ずっと引きこもり。 次男は自称・長女のしっかり者。 末っ子は事業に失敗して借金まみれ。 ……いろいろあるけど、「家族」である日々は続いてゆく。 飄々としたユーモアと温かさがじんわりと胸に響く、現代家族小説の傑作!



  感想

ながいながい下り坂。 みんな迷子になりながら、どこかに行く。 じいちゃんの走馬灯はわりかし元気に上映中。


じいさんのノンビリお気楽な散歩話かと思えばそうではなかったグラサン

88〜89歳の新平さん、私は好きかも笑
大正生まれの男だから、多少なりとも男尊女卑な感覚はあるし、昭和の景気のいい時の女遊びもアホか!と一喝してやりたいけど、そういう時代ってのもあったんだろう!?

そりゃ〜、妻や子供には許せないだろうけど、その齢になり悠々自適?な人生、そして自分のルーティンで健康維持、結構なことではないかしら気づき

長い人生、夫婦にも色々あって当たり前だしね!

我が家の義父母、只今91歳
まさにこの夫婦状態だわ〜
義父は耳はかなり遠いけど、頭も身体もしっかりしてて、ちと認知気味の義母の面倒を手取り足取り…共依存?

私としては楽だけど、何でも自分で判断してやるから困ったことも多い…
もう少し私たちに相談したり把握させて欲しい。この本の明石家とは正反対!?
一緒に生活する上では必要なんですよね…

でもまぁ〜、そのおかげで私も自分の時間を自由に使えているんだけどね照れ

さて新平夫妻、続編も続けて読みます!
この本、借りてから一度延長して読めずに返却、そのまままた借りて延長してやっと読めました!
でも読めて良かったと思える本だわグッ

ありがとうございましたm(_ _)m