読書日記2025-108
猫目荘のまかないごはん
伽古屋圭市(著)
[角川文庫2023年9月発行]
![猫目荘のまかないごはん (角川文庫) [ 伽古屋 圭市 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/7598/9784041137598_2_4.jpg)
あらすじ
今日も個性豊かな住民たちが集う、にぎやかな食卓。
古い建物だが、格安の家賃が魅力の下宿屋「猫目荘」。 再就職も婚活も上手くいかず焦る伊緒は、一番の新入りだ。 食事は一緒、風呂も共同、住民は個性派揃いで戸惑うことばかり。 だが、2人の男性大家が作るまかないは、なじみの料理に旬の食材とアレンジを加え、目もお腹も幸せにしてくれる。 そんな中、伊緒に思わぬ転機が――自分らしく生きたいと願うすべての人に贈る、美味しくて心温まる物語!
感想
初めましての作家さん。
賄いつきの下宿屋? シェアハウスと言ってもいいかな?
当然、美味しいご飯と触れ合いもね!
主人公の伊緒も訳ありだけど、他の住民も中々の個性派揃いで、その事情も1話毎に語られていく。
カスハラに毒親にLGBTQ、思いのほか重い内容も含まれていた。
『アセクシャル』って言葉も初めて知った。
《世界は歩いて旅する者に、その姿を見せる》
その説明にかなり前のめり!
自分で歩くことでしか見えない景色がある。自分の足で歩くことでしか感じられないものがある。
人生自体も同調するし、実際に四国遍路1200km(何回にも分けてだけどね)を歩いた時の感情が蘇りました!
人生についての深い話や人それぞれの信条…
『自分らしく生きる』
簡単なようでこんなに難しいことはないんだよな…
あっ、猫さんも一応存在してますよ。
"猫目荘"の名は猫とは関係なかったのは内緒ねwww
続編も近々読めそうです(^^)/
ありがとうございましたm(_ _)m