読書日記2025-101
ヒポクラテスの困惑
中山七里(著)
[祥伝社2025年1月発行]
あらすじ
2020年4月。 新型コロナウイルスが猛威を振るう中、一人の女性が埼玉県警の古手川を訪ねる。 彼女は、オンライン通販の創設者で現代の富豪、そして前日にコロナ感染症で急逝した萱場啓一郎の姪だという。 大金を払って秘密裡に未承認ワクチンを接種していた啓一郎がコロナで死ぬはずはない、本当の死因を調べてほしいと頼まれた古手川は、浦和医大法医学教室に解剖を依頼。 光崎教授が見出したのは、偽ワクチンによる毒殺の可能性だった――。
感想
真実は死体に刻まれる――
傑作法医学ミステリー第6弾!
もうシリーズ6弾なんですね〜
今回は月日がちょっと戻ってコロナ禍が始まり、皆んながワクチンを待ち望んでいた頃…
ついこの前の事なのに、随分と前の事と思ってしまうのは何故だろう?
きっと激動の日々は濃すぎたからかな??
そして、もう思い出したくない気持ちがあるのかも…
なので、このお話は読み始めて馴染めるまでちょっと時間が掛かりました…
他の本にチェンジしたこと2回、期限も迫ってきたので意を決して!
とは大袈裟だけどね
タイトルのように困惑や〜
コロナ禍に乗じた殺人ミステリー、あの頃の醜い人間模様も多々含まれていた。
発表されたのはコロナ禍真っ只中のようだけど、今これを読むとリアル感は薄れている?
今回は法医学教室内での解剖シーンが少なめというか控えめというか…
神の手さばきは毎回気になる場面、もっとあってもいいのかなぁともの足りなさがあるな
次に期待します!
ありがとうございましたm(_ _)m