読書日記2025-76

臨床のスピカ

前川ほまれ(著)

[U-NEXT2024年8月発行]


臨床のスピカ [ 前川 ほまれ ]

 

あらすじ

動物介在療法に携わるDI犬のスピカと、そのハンドラーの凪川遥が、横紋筋肉腫を患った5歳児、強迫性障害を抱える中学生、産後うつの患者や家族たちと向き合う。 それは、凪川自身の内面にも変化を起こし、やがて大きな決断をすることに。 動物介在療法を知るきっかけとなった同期との出会いとその後、育児放棄をした母とのこれから。 犬と人との関係を通じ、人と人との心地よい距離と自分自身のありようを見つめ直していく。 


感想

寄り添い、寄り添われ、生きていく

いい言葉ですね〜


命の現場を舞台に、現役看護師の著者が描く希望の物語


介助犬は知っていたけどDI犬はお初かも!?


始終そのDI犬の話だけじゃなく、その周りの人の生い立ちや立場や病気と、人生そのものが物語となっていたような…


ハンドラーの遥の現在と過去が章ごとに進んでいく。

第3章辺りからグッと惹き込まれました!

親の病気…特に精神的なのは、子供にとっては心の重荷であり負担

なかなか素直にはなれないよなぁ…


そして、主人公の遥の抱えている重荷。

ただ抱きしめて欲しいだけなのに敵わないとは…

遥自身が一番スピカに寄り添って貰っているのかもね!?


ありがとうございましたm(_ _)m