読書日記2025-71
夜更けより静かな場所
岩井圭也(著)
[幻冬舎2024年10月発行]
![夜更けより静かな場所 [ 岩井 圭也 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/3701/9784344043701_1_2.jpg)
あらすじ
大学三年生の吉乃は夏休みのある日、伯父が営む古書店を訪れた。 「何か、私に合う一冊を」吉乃のリクエストに伯父は、愛と人生を描いた長編海外小説を薦める。 あまりの分厚さに気乗りしない吉乃だったが、試しに読み始めると、抱えている「悩み」に通じるものを感じ、ページをめくる手が止まらず、寝食も忘れて物語に没頭する。 そして読了後、「誰かにこの想いを語りたい」と、古書店で深夜に開かれた、不思議な読書会に参加するのだった……。
感想
人生は簡単じゃない。でも、後悔できるのは、自分で決断した人だけだ。
奥が深い言葉ですね〜
他の方のレビューによく書かれているけど、岩井圭也さんって引き出しが多い!
私もこの本を読んでそれを強く感じました。
岩井作品7冊目。
読みながら…「あれ?岩井さんの本だよね?」と思えたのは、今まで読んだのとはテイストが違うからでしょうね。
好きか嫌いかで言うと…好きぃ〜〜
ただちょっと激しさの盛り上がりが少なかったかな!?
まぁね、そこがこの物語の良いところでもあるんでしょうが…
読書会
本読みには興味深いですよね!
ましてや、自分が読んだことのない本が課題って、ハードルが高そうだけど新しい感覚で面白さも多そう。
とにかく仕切る方がミソですね!
やはり自分のお気に入りをけなされると感情的になるだろうし、そこを上手く収めてくれる方がいれなければね(^_-)-☆
いちばん心に響いた箇所は真島くんの話で
「野球、やめたよ」の言葉に母親がひと言「····よく頑張ったね」それだけだった。
ジーンときました いいお母さんだ!
そして他にもこの言葉
《他人がどう言おうと、自分にとって大切だと思える一文に出会えるために、わたしは本を開く》
まさにこの言葉です!
ありがとうございましたm(_ _)m