読書日記2025-46

桜が散っても

森沢明夫(著)

[幻冬舎2024年12月発行]


桜が散っても [ 森沢 明夫 ]

 

  あらすじ

趣味の釣りをきっかけに、週末を桑畑村で過ごすようになった忠彦。 現地でできた親友の浩之をはじめ、温かな人々や美しい自然に囲まれた桑畑村は、彼にとって「第二の故郷」と呼べるほどの場所だった。 しかし、数年後、自身が勤める建設会社が桑畑村でリゾート開発を進めていることを知る。 その事実を知った忠彦は浩之に会いに桑畑村へ向かうが、そこで人生を揺るがす出来事に遭遇してしまう。  その日を境に、忠彦と家族の運命は大きく変わり出していき……。 不器用ながらも自分の信念を貫いた男と、その家族の絆を描いた感動の物語。


  感想

時を隔ててわかる、愛するということ、家族であること


もう〜森沢さんは、読者をどんだけ泣かせたいと思ったのよ笑泣

と思えるお話でした!


いきなりの死体発見から始まる不穏さ、その後に続く物語の想像を完全に裏切ってくれましたね。


大きな権力にのまれた田舎町…

自然の力に抗うと怒りをかう…


その反動は人間が負うことになってしまい、真面目な忠彦はモロに嵌ってしまったのかな!?

そして家族はその渦に巻き込まれ、誰も悪くないのに心に靄を抱えることになってしまったのよねタラー


『桜が散っても』の意味はその前にちょっとだけ分かったけどねウインク


さすが癒しの森沢さん!

今ちょっと心に靄がある私に優しい風を吹き込んで貰えた感じです〜キラキラスター


3.11

優しい風が吹きますように!


ありがとうございましたm(_ _)m