読書日記2025-34
バイト・クラブ
小路幸也(著)
[中央公論新社2024年11月発行]
![バイト・クラブ (単行本) [ 小路幸也 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/8530/9784120058530_2_19.jpg)
あらすじ
〈カラオケdondon〉の奥まった一室。 そこはお客に貸さない部屋。 通称〈バイト・クラブ〉のための部室だ。 ここの部員になるための資格は、【高校生の身の上で「暮らし」のためにバイトをしていること】。 ファミレスにガソリンスタンド、バッティングセンターなどなど。 稼いだお金の使い途は学費だったり生活費だったり、将来のためだったり。 お金はなくても、ここには私たちなりの「青春」がある。でもある日、そんな日常を一変させるような事件が起こる――。
感想
高校生たちが大人の階段を上る青春群像。
題材も内容も文体も優しくて、読み出すと止まらなかった!
小路さんらしいと思えたのは、そこまで悲惨じゃないってところかな?
暮らしのためと言っても親の収入があり高校へ通えて、バイトは必要だけど衣食住に困っている訳ではないし…
そういう高校生の応援する大人たちの存在は素晴らしい!
確かに一歩間違えばお咎めを受けそうな空間だけど、間違いなくこの5人には楽園ね〜♪(^_-)-☆
しかし…登場人物の偶然過ぎる繋がりがな…あり得るか?
と思わず苦笑い(;^ω^)
そこまでやるとちょっとクドい感もあるけど、まぁ〜そこも含めて小路作品ということで、面白かったので良しとしましょう(^^)/
ありがとうございましたm(_ _)m