読書日記2025-26
犬のかたちをしているもの
高瀬隼子(著)
[集英社2020年2月発行]
![犬のかたちをしているもの [ 高瀬 隼子 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/6962/9784087716962.jpg)
あらすじ
第43回すばる文学賞受賞作
間橋薫、30歳。 恋人の田中郁也と半同棲のような生活を送っていた。 21歳の時に卵巣の手術をして以来、男性とは付き合ってしばらくたつと性交渉を拒むようになった。 郁也と付き合い始めた時も、そのうちセックスしなくなると宣言した薫だが「好きだから大丈夫」だと彼は言った。 普段と変らない日々を過ごしていたある日、郁也に呼び出されコーヒーショップに赴くと、彼の隣にはミナシロと名乗る見知らぬ女性が座っていた。 大学時代の同級生で、郁也がお金を払ってセックスした相手だという。
快楽のためのセックス、生殖のためのセックス。 子供を産むということ、子供を持つということ。 1人の女性の醸成してきた「問い」の行方を描く。
感想
高瀬作品で皆さんに評判がいい『おいしいごはんが…』を読みたいと思ったけど、棚で出会えなかったのでこの本をまず読んでみようと…初めましての作家さん。
う〜ん、何というか…
21歳で婦人科の手術をした微妙な女心を分からなくはないけど、そこはどうなんだろうと…(´ε`;)ウーン…
自分を裏切った彼氏への執着?
その相手への怒りと同調?
いろいろ思考する中で犬への愛情と彼氏への愛情、そこから子どもへの愛情が対比されることがよう分からん…。
10ヶ月間自分の中で育った命をそう簡単には手放せないのは見え見えだよなぁ〜
先週お休みだった図書館
お陰でドーンと予約本がお出まし!

ありがとうございましたm(_ _)m