読書日記2025-24

ゴリラ裁判の日

須藤古都離(著)

[講談社2023年3月発行]

 

ゴリラ裁判の日 [ 須藤 古都離 ]

 

 あらすじ

カメルーンで生まれたニシローランドゴリラ、名前はローズ。 メス、というよりも女性といった方がいいだろう。 ローズは人間に匹敵する知能を持ち、言葉を理解する。 手話を使って人間と「会話」もできる。 運命に導かれ、ローズはアメリカの動物園で暮らすようになった。 動物園で出会ったゴリラと愛を育み、夫婦の関係にもなる。 順風満帆のはずだった――。 その夫が、檻に侵入した4歳の人間の子どもを助けるためにという理由で、銃で殺されてしまう。 なぜ?

 アメリカで激しい議論をまきおこした「ハランベ事件」をモチーフとして生み出された感動巨編。 第64回メフィスト賞満場一致の受賞作。


感想

面白かった!

この感覚、以前読んだ『コーリング・ユー』と似ていると思い出された!

こういう動物主体の話に惹かれる私です(^^)/


ほぼ人間としか思えないゴリラ・ローズの半生が描かれている。

あり得るのか?あり得ないのか?

正直分からない…

でもそれこそ人間のエゴなのかもしれないな?!


謝辞にも書かれているがゴリラの生態も実際とは異なる部分もあるようだけど、不自然さを感じず素直に物語に入っていけた。


一匹のゴリラが動物園で射殺された事から始まるゴリラ裁判…

ヒトとは何か?と考えさせられるような場面が多くありました。


人間は言葉を持つけど、動物も言葉を持てば感情も表せるし理解もし合える…

猫と生活している私は、常々この子は喋れないだけで全部分かっているのではと思ってます(^^)/


そんな人間の私が驚いた!グラサン 

本レビュージャンルで過去最高3位びっくり


訪問して下さった方々ありがとうございましたm(_ _)m