読書日記2025-19

籠の中のふたり

薬丸岳(著)

[双葉社2024年7月発行]


籠の中のふたり [ 薬丸 岳 ]


  あらすじ 

弁護士・村瀬快彦は傷害致死事件を起こした従兄弟の蓮見亮介の身元引受人となり、釈放後に二人は暮らし始める。 小学6年生のときに母親が自殺し、それ以来、他人と深く関わるのを避けてきた快彦だったが、明るい亮介と交流することで人として成長していく。 だが、ある日、母が結婚する前に父親の安彦に送った手紙を見つけ、自身の出生に関わる衝撃の秘密を知る。二人は全ての過去と罪を受け入れ、本当の友達になれるのか――。 著者史上もっともハートフルな物語が誕生。 最後に芽生える真の友情に、あたたかい涙が止まらない!



  感想

ブロ友さん達の感想から自分が想像していた話とはちょっと違い、次々展開していく様にグイグイ惹き込まれた!


心を閉ざした主人公が徐々に心開いていく過程に、ありがちな展開だけど読みやすくて満足していたら…

えっ!?

どんどんミステリー感が強くなり、後半は一気読みしてしまった!読書制限中なのに…


途中で被害者の正体はもしかして…

母親の自殺はもしかして…

とは思ったけど、やはり薬丸さん!

全ての伏線をこういう風にまとめるんだと感服でした。


タイトルの意味も読了後に沁みますね〜

罪を背負う重さもね…。


ありがとうございましたm(_ _)m